査定金額は22万です。いかがですか?
22万ですね・・。
(22万かぁ。30万以上が希望だし、もう一社査定に来るからなぁ・。どうやって断ろう・。)
査定が終わってからの断り方って悩みますよね
査定を断るのって勇気がいりますよね。
通常バイクの査定は15~30分、交渉まで含めると1時間ぐらい掛かることが多いと思います。
査定の時にバイクを褒めて貰ったり、ツーリングの話で盛り上がったりすることもあるでしょう。
査定士と会話する事で少なくとも初めて会った瞬間よりかは仲良くなっているはずです。
でも、バイクを高く売る為には競合させないといけない。
目の前の買取業者は断らなければいけない状況が必然的に出てきます。
査定して貰ったはいいけど、断るのが苦手という方が多いと思います。この記事では査定後の上手な断り方についてまとめたいと思います。
結論をまとめると、有効な断り方は以下の通り。
- 後から査定に来る業者を潰す場合
- 今しか出せませんという場合
- 逆切れしたり、明らかに不機嫌になる場合
- 値段を先に言わずに言質だけ取ってくる場合
- 断った後に過度に粘る、居座る、暴言を吐く等があった場合
有効な断り方については、記事後半で解説していきます。
査定が終わった後に断るのが難しい気持ちはよく分かります
この、断ることが苦手な方って多いと思います。気が引けるんですね。
うん、苦手だな。粘られたら押し切られてしまうかも。
その気持ちは良く分かるね。でも、正しい断り方を知っておけば大丈夫。
逆に正しい断り方を知らないのは非常にマズイ!
きちんとした断り方を知っておかないと断り切れなくなってしまいます
中途半端な事を言ったり、自分の中で何も考えられていないと断われるものも断われなくなってしまいます。
買取をお願いしたいのか他の買取業者を呼ぶつもりなのか、曖昧な態度は査定士にスキを与えて粘られやすくなります。
売ろうかどうか迷っていてグラグラ来ているなぁと思えば査定士も粘りますよ。
そ、そうなんだ。
査定士的には、迷っている方に熱意と誠意を見せるのが有効だったりします。
そうだったのか・・。
自分自身の中で迷ってしまっている感じは良くないです。
これだと上手く断る事が出来ずに査定士の言われるがまま流されやすくなります。
うわぁ。
出張査定を断る事は悪いことではないので、納得が出来なかったり、他と競合させたい場合は遠慮無く断って良いです。
査定のアポイントの段階で断っても良いというアナウンスがされることが多いですね。
査定士も営業マンと同じ!断られてからが勝負の方達です
査定士は査定をするのが仕事ではなく、バイクを買取することが仕事です。
他の買取業者やバイク屋の名前が出ていても、負けじと全力で自社で買取をしようとしていきます。
ライバルが多い方が燃える査定士もいます。
断られてからどのように切り返すかは買取業者や査定士によって異なります。
割とあっさり帰る査定士もいますし、しつこく粘る査定士もいます。
彼らもそれが仕事なので仕方が無い事ですが、ここで断るべきものはきっちり断らないと自分の思い通りに査定を進める事が出来なくなります。
さっきも言ったけど、曖昧な態度が一番マズイです。
出張査定の上手な断り方
今回は査定を断る場合の言い回しをまとめていきます。
特に複数社(2~3社)査定を出すとなるとどうしても1社目、2社目を断る必要が出てきます。
そんな時に使えます。
今回はパターン別にまとめました。
後から査定に来る業者を潰す場合
今しか出せませんという場合
逆切れしたり、明らかに不機嫌になる場合
値段を先に言わずに言質だけ取ってくる場合
断った後に過度に粘る、居座る、暴言を吐く等があった場合
①後から査定に来る業者を潰す場合
査定金額は〇〇万円です、いかがでしょうか?
2社目の金額を聞いてからじゃないと決められないです。
他社も基準のオークション相場は一緒ですよ。他に査定を出しても金額同じなので是非売って下さいよ。
それでも2社目に査定して貰いたいです。実際に査定して貰わないと金額が分からないですしね。
査定士もその場で決めようとするので2社目以降の査定を潰しに来ます。2社目以降の潰し方は色々あるのですが、多くは「他社の査定は安くて自社は査定が高いとアピールすること」でしょう。この時有効なのは2社目以降の業者にも、査定に出さないと金額が分からない点を強調すれば断りやすいです。
2社目の査定金額を聞かないと判断出来ない!
この断り文句は有効ですよ。
②今しか出せませんという場合
今日決めて貰えるなら〇〇万円付けます!
いやー、他の買取業者にも見て貰いたいので今日は決めれないです。
そうなんですか。今しか20万円は付けられないです。明日以降だと18万円に下がります。
そうなんですか・。明日以降だと査定額は18万円に下がってしまうんですね。
今しかこの値段付けられないと言われた場合でも、その金額で売りたく無かったり、他の業者を呼びたい場合はそのまま断って帰って貰って構いません。今だけとは言っていますが、後日「やっぱり売りたいです。20万になりませんか?」と再度依頼したとしても同じ金額を付けてくれる可能性は高いです。なぜなら、買取業者からしても一度提示している金額になるので、同じ金額で買取ってくれる確率は高いです。
ここで「いやいや、日が経ったので18万円しか付きません」と言って突っぱねるようであれば、「じゃあ他の買取業者に20万円で売ります。」と断ってしまって良いです。
高い確率で慌てて「今回だけ特別に20万円付けます。」と言ってくるでしょう。
③逆切れしたり、明らかに不機嫌になる場合
査定金額は〇〇万円です、いかがでしょうか?
2社目のB社の金額を聞いてからじゃないと・・。
バイク売るから査定に出したんじゃないですか?わざわざ来たのになんで売ってくれないのですか?
断ると逆切れしたり、急に不機嫌になる査定士も残念ながらいます。査定士としては失格です。こういう査定士はハズレなのでそのままお帰り頂きましょう。「2、3社目が査定まだなんで」の一点張りで断われます。
イライラする気持ちは分かるんですけど、査定士としてはダメです。
こういう査定士が来てしまったら「今回は運が悪かった」と諦めましょう。
どの業者にも一定数います。
④値段を先に言わずに言質だけ取ってくる場合
査定金額は・・・もう少しで出そうなんですけど、バイクはうちに売ってくれそうですか?
値段次第ですね。
今回の例は「査定金額は・・・もう少しで出そうなんですけど」ですが、ここで「最低いくらぐらいなら売ってくれそうですか?」等と最低希望金額の探りを入れるケースがあります。
査定士側の情報を後回しにしてお客様側の出方を伺っているやり方ですね。
査定でも商談でもそうですが、後出しジャンケンした方が有利になります。
ですので理由をつけて自分側の結論を先延ばしにする査定士も多いです。
先に言質を取ろうとしたり、結論を先延ばしにするような事をしてくるなら、「値段次第ですね」の一言で、逆に売る側が主導権を握りやすくなります。
⑤断った後に過度に粘る、居座る、暴言を吐く等があった場合
査定金額は〇〇万円になります。
その金額では売れないですね。
せっかく査定に来たんだから売って下さいよー。間違い無く他の業者より高い金額ですよ-。
他の買取業者にも査定に出したいので、お引き取り下さい。
こちらも仕事なんでお客様が売ってくれるまで帰れません。
*******2時間後*******
(あれ、まだ自宅前にいる・・。)
長時間に渡る居直りは特定商取引法で禁止されています。
2013年2月21日に特定商取引法の改正が行われ、訪問営業(出張査定)で消費者(お客様)が不快に感じたり、恐怖を感じるような対応を受けた場合は罰せられるように法律の改正が行われました。
「バイクを売ってくれるまで帰りません」といったような長時間に渡る迷惑な居直りや買取を強要するような強引な勧誘があった場合
このような場合は特定商取引法の違反に該当します。
あまりにしつこく帰らないようであれば、警察を呼んでもいいレベルです。
特定商取引法はこのサイトでオススメしている大手の買取業者は遵守しております。
当サイトでおすすめしている買取業者は全て特定商取引法を遵守しています。
昔は威圧的な査定士や、いつまでもしつこく粘る査定士がいましたが、今はほぼいません。
逆に紳士的な対応をしてくれる査定士が多くなっています。
断り切れずにバイクを売ってしまった場合
ここまで行くケースは稀ですが、一応。消費者(バイクの売り主)側の最終兵器です。
査定士に根負けして売ってしまった場合でも大丈夫です。
バイクを取り返す方法があります。
クーリングオフですね。
自宅や会社(店舗以外)での出張査定、買取の場合
買取契約から契約日を含めて8日以内である事
この条件を満たせば、クーリングオフが出来ます。
出張査定である事が条件なのでショップに持ち込んでの査定の場合は適用されません。
「後で冷静になってみたら、査定額が安かった!」という場合でも大丈夫です。
クーリングオフの適用出来ます。
消費者(バイクの売り主)からクーリングオフの訴えがあった場合は業者側は断る事が出来ません。
クーリングオフを断ったら違法行為です。
また、出張買取先で
「クーリングオフしないなら査定額をアップします」
という約束事も無効です。
違法行為になります。
クーリングオフは消費者(お客様)を守るためのものです。
バイクを売ってしまったけど、どうしても納得出来なかった場合は権利を使うことが出来ます。
出張査定の上手な断り方のまとめ
今回は、バイクの出張査定での断り方をまとめました。
- 後から査定に来る業者を潰す場合
- 今しか出せませんという場合
- 逆切れしたり、明らかに不機嫌になる場合
- 値段を先に言わずに言質だけ取ってくる場合
- 断った後に過度に粘る、居座る、暴言を吐く等があった場合
査定士もバイクを買取するのが仕事なので出張査定に来たからには簡単には帰らないです。
査定で断りたい時は今回の記事を参考にしてもらえたらと思います。
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