査定前には洗車をすべき?
今回はこの疑問にお答えします。
結論から言うと洗車をすべき!
だけだと終わってしまうので…。
今回は洗車に不慣れな方でも査定で好印象を持って貰える方法についてまとめていきます。
この記事を最後まで読めば、査定で好印象を持って貰える洗車のやり方が分かります。
- これから査定に出す予定
- 洗車のやり方がよく分からない
こういった方に是非読んで欲しいです。
そのまま査定に出すのは超危険!洗車するだけで印象がガラリと変わります。
バイクの査定前には、洗車した方が査定で有利になります。
査定士としての経験上間違い無い!
バイクが綺麗になるだけで査定士の心証が大きく変わります。
やっぱりそうか・・。
バイクの洗車ってどうすればいいのかな?
バイクは車と違って洗車の環境が整っていません。
車はガソリンスタンドに行けば機械で自動でやってくれますが、バイクの場合は基本手洗いになります。
機械で全自動の洗車機は無いのかぁ。
自宅に庭があって普段から庭に水やりをしている家庭であれば、水やり用のホースもあるので洗車もしやすいんですが、そういう家庭ばかりでは無いと思います。
アパート暮らしだとすると洗車用のスペースすら無い方もいると思います。
そういう方はコイン洗車場の利用をオススメします。
1回当たり300~500円ぐらいで利用できます。
基本自動車用の環境ですが、バイクも洗車出来る所が多いです。
面倒くさいのは分かります。でもバイクを洗車するだけで査定は有利になります。
あーでもいざ洗車しようと思うと面倒くさい・・・。
(ことごとくダメだな、こいつ・・。)
そうまもアパート暮らししていた時期は、バイクを置くスペースはなんとか有りましたが、バイクを洗車するスペースや環境はありませんでした。
そうなると、自分のバイクを綺麗にする事の重要性は分かっているのですが、なかなか洗車をしません。
うーん、面倒くさい。
「バイクに乗れればいいや。」って思っちゃう。
根が面倒くさがりなんだろうね。バイク屋で働いていれば、各種洗車用洗剤やブラシ、コンパウンド、ワックス、高圧洗浄機などバイクを洗うに当たっての最高の環境が整ってたんだけどね。
それにも関わらずやらなくなるんだよね。ただの面倒くさがりだね。
普段仕事でお客様のバイクや商品車を何台も洗車するのですが、いざ自分のバイクってなると面倒になるんですよね。
バイク屋としては失格だったのかもしれませんが・・笑。
医者の不養生と言いますか・・。
バイクの洗車しないと査定士からの印象が悪くなって第一印象で損をしてしまいます。
洗車をするしないでバイクの印象は大きく変わります。
バイク屋のホームページを見ると
洗車は買取った後に店で
やるのでやらなくて良いです
みたいなことをよく書いてたりしますが、基本は洗車した方が査定士からの印象が良いです。
これはバイク屋で働いていた経験から間違い無いです。綺麗なバイク=調子が良さそうって勝手に先入観を持ってしまいます。第一印象で一気に有利になります。
逆にバイクが埃被っていたりドロドロの状態やサビだらけの場合は印象が悪くなります。
査定士も「調子悪いんじゃないか」とか「何かあるんじゃないか」と思ってしまいます。
これは人間でも同じですね。同じ人間でも清潔感のあるきちんとした服装の場合と、髪ボサボサでヨレヨレの服を着ている場合とで全然印象変わりますよね。
なるほど。
当然身なりがきちんとしている方のほうが性格や人間性も良さそうに見えます。
これで印象が大きく変わる。バイクを洗車する時のコツ!
全体に水を掛けていきます
自宅に高圧洗浄機がある場合は使いましょう。
コインパーキングであれば高圧洗浄機が使える所が多いと思います。無ければ、水やり用のホースで構いません。それも無ければバケツに水を組んで使いましょう。
バイクは基本雨の中でも走れるように設計されています。
バイクを水に濡らすこと自体は問題ありません。
ただ、雨の中で走るという事は上からと前からの水の浸入は大丈夫ですが、下からや後ろからには対応してないので水を掛けるときは十分注意しましょう。
水のかけ方や掛ける場所が悪いと最悪エンジンが掛からなくなったりします。
不安に思う箇所は遠くから掛けるかなるべく水がかからないようにしましょう。
ちなみに水をかける理由としては、表面についている汚れを吹き飛ばしたり流すのが目的です。
高圧洗浄機の方が手早く吹き飛ばせます。
バイクの状態によってはこれだけでかなり綺麗になります。
特にスイングアームやスプロケット周辺はチェーンの油が飛び散りやすいです。
高圧洗浄機なら油ごと吹き飛ばせるので効率が良く手早く洗車が出来ます。
高圧洗浄機だと、水で洗い流すというより、水圧で吹き飛ばすような感じになります。洗車の効率としては圧倒的になります。
高圧洗浄機は文字のごとく高圧です。至近距離でやり過ぎるとバイクを痛めます。1~2メートルぐらいは離れて使用しましょう。下記部位は注意。
- ラジエター(変形します)
- 外装(デカールが剥がれます)
- プラグホール、メーターやナビ、スピーカー等の電装パーツ周辺
- キャブレターやスロットルボディー周辺
高圧洗浄機の使用が不安な方は無理して使わなくても良いです。
無理して使ってバイク壊しても意味ないですからね。
この過程で汚れの半分ぐらいは吹き飛んでしまったりします。
表面の汚れをはじき飛ばしたり、流すだけでバイクはかなり綺麗になりますね。
またバイクって水に濡れていると細かい傷が見にくくなるので綺麗に見えます。
バイクの足回り
全体的にバイクを水で綺麗にしたら、次は一番汚れが付着しやすい足回りを洗っていきます。
主にホイールですね。
「お洒落は足元から」なんて言いますけど、バイクのホイールが綺麗だとバイクの印象は大きく変わります。しっかり洗っていきましょう。
ホイールには泥や埃はもちろん、ディスクブレーキのバイクだとブレーキダストが付着しやすい場所です。
地面から近いというのもあるのでより汚れやすいです。
足回りには通常の中性洗剤でも良いですが、ブレーキダストを取り除けるような強力な洗剤が好ましいです。
鉄粉除去剤やホイールクリーナーで綺麗にしていきます。
洗剤を掛けてブラシで擦って汚れを落としていきましょう。
注意点としては、ブレーキディスクに掛けないようにすることです。変色やサビの原因になります。
アメリカン等で多く採用されているメッキホイールはスチールウールで擦ると綺麗に落ちます。
ホイールがスポークホイール(アメリカンやオフロードバイクに多い)の場合、スポークが錆ている場合があります。
真鍮ブラシで磨くことで錆や汚れが落ちます。
一本一本磨くの大変ですが、かなり見栄えが変わります。
エンジン周り、スイングアーム周辺
中性洗剤とブラシで洗っていきます。
基本は洗剤を掛けてブラシで擦って水で流すだけです。そこまで難しくは無いです。面倒なだけです。
4気筒にバイクだとエンジン前方はエキゾーストパイプに邪魔されて洗いにくいです。
色々な角度からブラッシングして綺麗にしていきましょう。
スイングアームやスプロケット周辺はチェーンの油が飛び散りやすいです。洗剤を多く掛けてブラッシングしていきましょう。
チェーンオイルがすごい飛び散る箇所です。普段から洗車していなかったり、チェーンオイルをさしたときに拭き取っていないと洗車が大変です。
チェーンオイルはさしてたけど拭いてなかったからスプロケット周りがドロドロだ。
そうだったかぁ。綺麗にしたいなら頑張って汚れを落とすしか無いね。ちなみにチェーン自身に洗剤掛けると錆やすいから気をつけてね。
洗剤を掛けたりブラッシングでの注意箇所・ベアリング関係(ステム、ホイール、)の部分はグリスがにじみ出てきて汚れが付着しやすいですが、そこに洗剤をかけてゴシゴシ擦らない方が良いです。ベアリング類が痛みやすくなったり、音が鳴るようになりやすいです。
- エンジン上部のプラグホール周辺は無理に洗わなくて良いです、水が溜まるとリークの原因になります。特に年式古めのカワサキ車は特に注意。(GPZ900R、エリミネーター、ゼファー等)
- ドライブチェーンはサビの原因にもなるので洗剤を掛ける必要はないです。ドライブチェーンを綺麗にしたければ専用のチェーンクリーナーを使用しましょう。
一通り洗い終わったら水でしっかり流しましょう。
ここまでこれば半分以上は洗車が終わっています。
まだ半分かぁ・・。
でもかなり綺麗になってきてるよ!
最後に外装
水で薄めた中性洗剤とスポンジを使います。濃度は薄めの方がいいですね。
外装面を洗っていきます。
表面にスポンジを当てて綺麗にしていくだけなのでそんなに難しくないです。
洗い終わったら水で流していきます。
ここでコンプレッサーとかが自宅にある場合はエアガンで水気を飛ばすと早いです。
さすがに無いな。
ただ、一般の家庭にはなかなか無い代物なのでクロスで水気を取って乾燥させましょう。
ここまで来ればもう一息。仕上げの段階です。
仕上げのコンパウンド、ワックス、樹脂光沢剤
外装面の浅い線傷や何かが付着した跡は
細めのコンパウンドで擦るとかなりの確率で綺麗になります。
コンパウンドをクロスに付けて擦るだけです。
コンパウンドで擦ると外装面に艶が出るので全体的に擦りましょう。
コンパウンドで擦り終わったら最後はワックス掛けです。ワックスを薄く伸ばしていきます。
コンパウンドもワックスも無いから買ってこよう。
バイク用品店が近くに無ければ、カー用品店の車用のものでも良いよ。
バイクには樹脂やゴムで出来たパーツがあります。
そういった所に樹脂光沢剤を塗ると艶が出て綺麗に見えます。
特にビックスクーターなんかは樹脂パーツの部分が多いので全然見栄えが変わります。
バイクの洗車が完了
ここまでで一通りの洗車は完了です。
洗車直後だと車体に水気が残っている場合があるので少し乾燥させると良いです。
エンジン掛けたり少し走って水を切る方もいますね。
コイン洗車場で洗車した方はいずれにせよ乗って帰らないと行けないのでその間に水切り出来ますね。
疲れたけど綺麗になったぁー!
頑張った甲斐があったね。
バイクカバー掛けて保管している方は水気をしっかり切ってからカバーをかけておきましょう。
時間が取れない、面倒くさい方は水洗いだけでもやっておこう
とりあえず水洗いだけでもやっておく
洗車したいけど時間が取れない、面倒くさい、洗車用のグッズが無い方は
一番最初の水を掛けて汚れをはじき飛ばす、
水で流す部分だけでもやっておくと良いです。
表面上の埃や泥、汚れを少し取っておくだけでも見た目の印象は変わります。
水だけだと足回りやエンジン周りはなかなか綺麗にならないですけどね・・・。やらないよりマシなレベルには仕上がります。
プレクサスを使って外装、表面の汚れを綺麗にする。
水洗いの後は、プレクサスは外装面に吹き付けてクロスで擦るだけで汚れも取れてコーティングも出来るスプレーです。
めっちゃ楽で便利です。
スクリーンに付いた虫の跡もプレクサス吹き付けて拭くだけで綺麗になります。
バイク用品店まで行かなくてもドンキホーテやオートバックス、アマゾンでも売っています。
洗車をするだけで圧倒的に査定で有利!必ずバイクの洗車をしてから査定に臨みましょう
今回は、バイクを査定に出す前の洗車についてまとめました。
出来ればきっちり洗って綺麗にして欲しいですが、ホントに時間も手間も無い場合は、水洗いとプレクサスだけでもだいぶ印象は良くなります。
査定士の印象を良くする為にも少しでも綺麗にしておきましょう。
全然印象が違います。
そうまも査定していた立場だったのでよく分かります。バイクが綺麗だといい風に勘違いしてしまうんですよね。
ただ今回は査定の為の洗車なので
「ここ洗っても大丈夫かなぁ」とか
「ここ水掛けて良いところなんだろうか」とか
不安な部分があれば無理に洗わなくても良いです。
下手なやり方して壊したら元も子も無いからね。
不慣れだったからちょっと時間かかちゃったけど、我ながら綺麗になった気がする。
なんかバイクが綺麗になると高く売れる気がするね!
いやーでもその感覚正しいよ!バイクが綺麗なら高く売れそうな気がしてくる=自信を持てるって超重要!
今回は査定前の洗車についてまとめました。
バイクの洗車以外にも、バイクを売る前の準備として重要な事があります。
以下のページに査定前にやるべき準備をまとめています。
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