バイクの査定の時って査定士の方はどこ見ているの?
マニュアルで見るポイントは大体決まっているよ!でも、見ているのはバイクだけじゃない!
えっ!そうなの??
そう!だから査定士がどこを見ているか把握しておかないと査定で損するよ!
えーーーっっ!!
査定士が見ているのはバイクだけではない!売り主の事も見ています!
- バイクの状態
- バイクの売り主の事
この2点が査定で見るポイントです。バイクを詳しく見るのは当然として、それ以上にバイクの売り主の事をよく見ています。
見ているのは、バイクだけじゃないんだ。
バイクを見るポイント
査定士は短時間にバイクの状態をくまなくチェックしていきます。
主にチェックしていくポイントをまとめたいと思います。
査定士が見るポイントとしてざっと書き出してみました。
事故歴の有無 | 外装状態、傷、凹み、サビ、色あせ |
メーター交換の有無、走行距離の信憑性 | フレームの傷、損傷or足回りの歪み |
エンジンの始動性、異音の有無 | タンク内のサビ |
ギアはスムーズにシフト変更できるか | クラッチ板の摩耗の有無 |
エアフィルターの状態 | スパークプラグの状態 |
バッテリーの状態 | 電気系統、灯火類、センサー、警告灯の異常 |
クランキングはするか | ステム、ホイールベアリングの摩耗 |
タイヤの残り山、銘柄、クラックの状況 | バイアスorラジアル、タイヤサイズは適正か |
ハブダンパーの摩耗 | バイクのカスタム状況、合法、非合法の確認 |
サスペンションのオイル漏れ、へたり具合 | ノーマルパーツの有無 |
ドライブチェーン、スプロケットの摩耗 | シート破れ、あんこ抜きの有無 |
ワイヤー、ハーネス類の取り回し | 車体番号の打刻 |
自社で再販するかオークションに出品するか | カギの本数、スペアキーの有無 |
車検証、自賠責保険証等の書類があるかどうか | 車検残の確認 |
お店や業者によって確認項目は異なりますが、大体こんなところです。
たくさんあるんだな。
そうだね。たくさん有り過ぎると思うので、特に良く見るポイントだけ抜粋するよ。
- バイクの車種や年式
- 外装状態、カスタム状況
- 走行距離、メーター交換有無
これは、僕が実際にバイク王に査定に出した時にも言われたけど、この3点で大体値段を出せるとの事。
>>バイク王の評判はひどい?買取をやめとけという口コミがあるワケ
これについては僕も概ね納得です。これだけ分かれば確かに大体値段出せる。
なるほどね!
査定でどこを見るかは各社それぞれなので買取業者やバイク屋によって基準は異なります。
例えば、クラッチ版の摩耗具合、プラグ、エアクリーナーの状態は出張査定なんかだと細部までなかなか見れていない場合もあるでしょうね。
査定時間に関しては本当に簡単に済ますバイク屋だと外観をざっと見て5~10分ぐらいで査定が終わるショップもあります。
一般的には10~20分ぐらいです。
査定士の目はごまかせない?聞かれたことはしっかり答えよう!
査定士に今までの整備履歴や転倒歴等、車体に関する事を聞かれる場合があります。
聞かれたことは素直に答えましょう。
査定士はバイクを見るプロなので、ごまかりたり隠したりしても気付くことが多いです。
よく嘘を付いたりごまかす方がいますが、査定士に不信感を持たれると、後の交渉で大きく不利になります。
不審感を持たれると後の交渉で大きく不利になります。
査定士はバイクだけでなく売ろうとしている方もよく見ています。
バイクの事ばかりに目が行きがちですが、査定士はバイクを売ろうとしている人間を良く見ています。
そこで査定時には色々ヒアリングを行います。
- どこのお店で買ったバイクか
- 何年ぐらい乗ったのか
- 任意保険はどこで加入しているのか
- バイクを買ってからカスタムした箇所
- 純正部品は残っていないのか?
- 普段のメンテナンスはどのショップでしていたか
- 他の業者やバイク屋で査定したのか
- これから他のバイク屋や買取専門業者に査定を出すのか
- 今までのバイク遍歴
- 事故の有無
- 乗り換えを検討しているかどうか
- 本気でバイクを売る気があるのか
- 他にもバイクを所有しているのか
- 希望金額はいくらか
- なぜその希望金額なのか
- バイクを売る理由は何か
- 知人友人でお客様のバイクを欲しがっている方はいないのか
もちろんこれらが全てではないですが、聞かれることが多いポイントを抜粋しました。
これも結構あるんだな。
と言うと思ったのでこちらも特に知りたがるポイントを3つにまとめたよ。
- 他の競合先の事
- 希望金額に関する価値観
- バイクを本気で売るつもりなのかどうか
これらの質問で、不安があれば聞かれそうなことに対してどのように答えるのか準備しておいても良いかも。
僕の場合は答えを準備しておいた方が良さそうだ。
なんだか、面接みたい。
確かにそうかも。でもそうやって事前にポイントを押さえておくことは大事だよ。
事前に知っていたとしても、項目がいっぱいあるな!
たしかに!なので、これも以下の特に大事な3つに絞ったよ!
ヒアリングで査定士が絶対的に知りたいのは3つ
- 他の競合先の事
- 希望金額に関する価値観
- バイクを本気で売るつもりなのかどうか
①他の競合先の事
正直に伝えた方ががいいです。「〇〇社と、△△社に査定に出す予定です」と。
査定士からしてもライバルがはっきりしていた方が金額頑張りやすいし、上司や会社との交渉となっても具体名出した方が査定士も上司に交渉しやすいです。
ライバルの存在がはっきり分かっていれば、負けるわけにはいかないですからね。
競合して勝つ=最大の宣伝効果なので買取業者も目一杯頑張るのが一般的です。
おぉー。なるほど。
逆に競合先を答えなかったり、「査定に出すかもしれないし、まだ決めてないです」みたいな感じだと査定額は伸びにくいですね。
査定士からすると、本気で売る気が無いように見えてしまうことがあるからです。
②希望金額に対する価値観
希望金額とは、バイクを売ろうとしている方がどれぐらいの金額を希望しているかなんですが、大きく分けて2パターンの希望金額があります。
あわよくばこの金額付いたら嬉しいという、本当の意味での希望金額
最低限これぐらいは欲しいの最低希望金額
この2つの中で、
伝えてはいけないのは、最低希望金額です。
これを伝えてしまうと、査定士の査定の基準がそこになってしまいます。
良くても最低希望金額にしかならないという事になってしまいます。
でも査定士が知りたいのは最低希望金額の方です。質問の仕方を変えたりしてヒアリングしてくるので注意が必要です。
希望金額を聞かれた際の上手い答え方は以下のページにもまとめています。
また、本当の意味での希望金額を伝えたくても、お持ちのバイクの買取相場が分からない方も多いと思います。
以下のページからお持ちのバイクの買取相場を知る事が出来ますよ!
③本気でバイクを売るつもりかどうか
ここは、バイクを売る気がしっかりあることを伝えましょう。
査定士がバイクを売る意志を感じないと本気の査定になりにくいです。
「〇〇社と△△社に査定に出すつもりですが、一番高い所に売るつもりです。」とか、「〇〇社か御社のどちらか高い方に売ります。」と伝えましょう。
バイクを売る姿勢を見せる重要性については以下のページにもまとめています。
査定士はここを見ている!ヒアリング時のポイント
変に嘘を付くと話がこじれやすかったり、信用されない等査定額に響きます。
「自分はお客様なのになんで査定士に気を使わないといけないの?」
という方もいると思いますが、誠実な受け答えをして、なるべくたくさん話して信頼関係を作っておくことはとても意味があります。
査定士も人間なので、いい人には頑張ってあげたい心理が働きます。
逆に信頼出来ないのは以下の通り。
- 話のつじつまが合っていない人
- 喧嘩腰の方
- 何がしたいのか分からないような人
こういった方には良い査定は出しにくいです。
ホント、これ。
上司との交渉も頑張りにくくなります。
査定士もその上司も人間です。
敵に回すメリットはありません。
査定士に「今日確実に売ってくれるんじゃないかな」と思わせてしまう車両の状態
用意周到なのはいいですが、下記のような状態だと、「この人は今日売ってくれそうだな」と査定士に思われやすい状態です。
- スペアキーまで用意されている
- シート下が綺麗に掃除されている、無駄なものが入っていない
- ETCカードが回収されている
- ハンドル周りの小物が取り外されている
- ノーマルパーツや取り外しているカスタムパーツ類が見えるところにまとめられている
- 印鑑や身分証明書が用意されている
きっちり用意しているのは査定士的には非常に助かります。ただ、この人は確実に売ってくれそうだなという感じにとらえられやすいですね。
上記の物は倉庫内や玄関など、査定士から見えない所に置いておき、査定士に言われたら出すぐらいで良いと思います。
査定で見るポイントのまとめ
- バイクの車種や年式
- 外装状態、カスタム状況
- 走行距離、メーター交換有無
査定士はバイクの状態をよく見ていますが、
それ以上にバイクを売ろうとしている方の事もよく見ています。
「良い値段を出せばバイクを売ってくれそうだな」
と査定士に思って貰うように対応する事が重要です。
査定士はヒアリングで以下の事を必ず気にします。
- 他の競合先の事
- 希望金額に関する価値観
- バイクを本気で売るつもりなのかどうか
この3つは査定士が必ず知っておきたい項目になります。
査定中のヒアリングで必ず聞かれる項目なので
会話が苦手な方はどう答えるのか準備しておきましょう。
このページで紹介したことを含め、査定中の対応として重要なポイントが全部で8個あります。以下のページから他の7個を見る事が出来ます。併せてどうぞ。
交渉のコツを知っておくだけで査定結果が大きく変わりますよ。
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