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CB250T(バブ250)とCB400T(ホークⅡ)違い

  • CB250T(バブ250)とCB400T(ホークⅡ)は何が違うの?
  • 族車にするならどっちがいい?

旧車を代表する2台の特徴や違いについて解説していきます。

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目次

CB400T(ホークⅡ)とCB250T(バブ250)の違い

項目CB400TCB250T
排気量385cc249cc
馬力40PS26PS
トルク3.2kgf・m2.02kgf・m
車重181kg180kg
タンク容量13L13L

スペック的な話だけをすると、実は排気量の違いで馬力とトルクが異なっているぐらいであとはほぼ一緒なんですよね。

CB400Tが兄貴分、CB250Tが弟分と言われますが、単純に排気量以外の差は小さいのかなと思います。

ただCB250Tの初期型はやかんタンクやスポークホイール仕様など、当時不人気であまり売れなかった要素がたくさんあったのも事実。

CB250Tの前期型と後期型での違いはこの後紹介していきます。

CB400T(ホークⅡ)の特徴

1970年代後半に人気を博したのがCB400T(ホークⅡ)

当時は中型免許で乗れる最も大きい排気量でパワーもあるバイクとして人気を博していました。

”大型免許取得する技能も時間もないけど、中型免許でなるべくパワーがあるバイクに乗りたい”こういう需要にマッチしたのがCB400Tなんです。

というのも当時は今と免許制度が違い、大型免許を取得する方法は一発検定のみだったんですよね。

一発検定がとても大変で、どれだけ運転が上手くても1回では受からないという人がほとんど(バイク屋のお客さんで2人ぐらい1発で受かったという方がいましたが、大半の方は何回も受けてようやく免許を取れたという方ばかり)です。

運転技能が基準を超えているだけでなく、試験管に顔と名前を覚えてもらって仲良くなった頃にようやく合格を貰えるというぐらいの難易度でしたね。平均で10回ぐらい挑戦してようやく大型免許を貰える感じでした。

CB400T特徴

cb400t
cb400t

CB400Tのエンジンは空冷2気筒ながら40馬力を発揮。当時は今と違い馬力規制や排ガス規制が緩かったとはいえ40年以上前のバイクでこれだけのパワーが出ているのはなかなか。

参考までに現行の400ccフルカウルスポーツのCBR400Rは同じ2気筒で46馬力。40年以上の月日が経っていることを考えてもこの40馬力は当時としてはかなり速いんじゃないでしょうか?

ヘッド周りはOHC3バルブという今ではあまり取り入れられなくなった機構を採用。当時もホンダなりに吸排気の効率を考えた造りなんでしょう。

空冷らしいエンジンフィンも強調され、走りだけでなく見た目の造形美にもこだわったバイク。

足回りはホンダのネイキッドらしいコムスターホイールを装備。

コムスターホイールとは車軸周りのハブとホイールのリムをスポークプレートで繋ぐホイールのこと。チューブレスホールを履くことが出来る上に材質をアルミにすることで軽量化にも寄与してくれるのが特徴です。

他のメーカーにはないホイールということもあり、見た目も他社とは一線を画す斬新なものとなっています。

マフラーは左右2本出し。昨今のバイクは右1本出しが多い中2本出しは迫力があって良いですね。重量的に重くなるのは若干マイナスですが。

40年以上前のバイクとなり現在では使われていない機構も数多く採用されていますが、当時最先端の技術がふんだんに使われているのは事実。

諸元

全長×全幅×全高2150×840×1180mm
ホイールベース1390mm
車両重量181kg
エンジン形式空冷4ストOHC並列2気筒
総排気量395cc
最高出力40PS/9500rpm
最大トルク3.2kgf・m/8000rpm
燃料タンク容量13L
変速機形式5速リターン

CB250T(バブ250)の特徴

cb250t初期
cb250t初期

後に紹介するCB400Tの弟分的な存在のCB250T。

”バブ”と呼ばれているのはアクセルを開閉したときに「バァ~ブゥ~」という音がすることが由来。

初期型はCB400Tとは違いスポークホイールに丸型タンクを採用。

これは別途販売されていたCB400Fourとは一線を画すデザインだったのですが、市場ではまさかの不評。新車販売当時は全然売れなかったんですよね。

  • やかんタンク
  • 座布団シート
  • 大根マフラー

散々な言われようwww

丸みを帯びたタンクは「やかんタンク」と言われ馬鹿にされていましたね。

現在ではこのやかんタンクの初期型が良いという意見も多く、プレミア価格が付いているのも事実。

2代目CB250T

cb250t
cb250t

2代目のCB250Tは不評だった部分をマイナーチェンジで一新。やや角張ったガソリンタンクやCB400Tと同じコムスターホイールを採用。不評だった部分を好評なCB400Tに揃えてきた感じですね。

エンジンは250ccながら26馬力。当時は馬力至上主義の考え方が浸透したことを考えるとやや非力な印象。

参考までに同じ250cc2気筒バイクのCBR250RR(2023年式)は41馬力。40年以上の月日が経っているので単純比較は出来ないですが、性能はまだまだ発展途上な感じがしますね。

諸元

全長 (mm)2135
全幅 (mm)840
全高 (mm)1170
車両重量 (kg)180
シリンダ配列空冷4st並列2気筒OHC3バルブ
排気量 (cc)249
最高出力(PS)26
最高出力回転数(rpm)10000
最大トルク(kgf・m)2
最大トルク回転数(rpm)8500
燃料タンク容量 (L)13

まとめ

スペックは排気量の違いによる馬力やトルクの違いが目立ちますが、それ以外の要素はほぼ同じだったりします。

ただCB250Tの初期型はタンクやマフラー、ホイールの形状が大きく違いので中古の購入の際はしっかり確認してから購入すべきですね。

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