- 原付で牽引出来るの?
- 実際にやったらどんな感じ?
今回は原付バイクの牽引についてまとめていきます。
原付で荷物の積載性を高めたい方必見です。
原付で牽引出来る|違法ではないが制限速度がある
結論から言うと原付で牽引は可能です。原付というのは50ccだけでなく125ccまで対象です。
原付は排気量が小さいので元々パワーは低いですが、原付で牽引すること自体は違法ではありません。
ですが、原付を牽引する時は制限速度があります。
原付が牽引する時の制限速度は25km/h。
前項の内閣府令で定める大きさ以下の原動機を有する普通自動二輪車又は原動機付自転車が他の車両を牽引して道路を通行する場合の最高速度は、前条の規定にかかわらず、二十五キロメートル毎時とする。
原付牽引法令
元々50ccは30km/h制限という謎の規制がある訳なので、牽引することでさらに速度制限が厳しくなります。
通常の原付なら30km/hで走っていても車がどんどん抜かしてくれると思いますが、牽引で引っ張っているとなると抜かすのも困難です。
対向車が全然いないとか、道幅がとても広いのであれば全く問題ありませんが、狭い日本の道路ではかなりの致命傷となります。
僕が車を運転していて目の前を原付が牽引しながら25km/hで走っていたらイライラするでしょうね。
原付で牽引するのは現実的にどうなのか?
さらに原付は排気量が小さくパワーがありません。一般的な50ccスクーターは3馬力そこそこ。125ccでも12.5馬力しかありません。
牽引出来ないことはないですが、重いものは積めないでしょうし、上り坂ともなれば後続の車両に迷惑を掛けるのは覚悟しておくべきでしょう。
後ろから常に引っ張られるのでコーナリングの難易度も大きく上がります。
内輪差を考慮したラインを意識して走る必要がありますし、コーナーでバイクをバンクさせるのも常に後ろから引っ張られるので難しくなります。
通常の運転よりも高い運転技術を求められることは間違いないでしょう。
まとめ
- 原付で牽引は可能
- 制限速度は25km/hまで
原付で牽引は可能ですが、元々の排気量が小さく非力な上に牽引するとなると現実的にかなり厳しいのかなと思います。