原付初心者の交通ルールには、道路交通法に基づく基本的なルールやマナーがあります。初めて原付に乗る方は戸惑う方も多いでしょう。
原付免許や自動車免許を取得する際は学科テストがあるので、誰しも最低限の教養はあるはず。それでも免許取得から原付に乗り出すまでに期間が空いた人はルールを忘れてしまうもの。
原付は自動車や自転車よりも速度が遅く、車体も小さいため、交通事故に巻き込まれるリスクが高いです。
初心者でも安全に乗るために、しっかりと交通ルールを理解し、守っていくことが必要です。
今回は原付初心者向けに交通ルールをまとめていきます。
初心者向け|原付の交通ルール
片側3車線以上での右折は二段階右折が必要(50cc未満)
片側3車線以上の道路で右折する場合は二段階右折が必要になります。
- 車線の左側でウインカーを右に出しながら直進
- 交差点を渡ったら車体の向きを変える
- 車体の向きを変えた先の信号が青になったら直進
最初のウインカーを右に出しながら直進はかなり怖いです。周りの車に勘違いをさせてしまう可能性がありますね。
余計危ない気がしますが、道路交通法で定められているので仕方がないです。
最初のうちは慣れるまで怖いかもしれませんね。
歩道を走ることは出来ない
原付は車両なので歩道を走れません。当たり前なんですが、歩道を原付で爆走しているおばちゃん結構います笑
原付で歩道を走ると道路交通法違反になります。通行区分違反で違反点数2点、反則金6,000円。
50ccスクーターでも歩道は走ってはいけないので走らないようにしましょう。
ただ、以下の2点は走行可能です。
- 歩道を横切って道路沿いの施設に出入りする場合
- エンジンを切ってバイクから降りて押して歩いている時
歩道を横切ることは問題ありません。でないとコンビニやガソリンスタンドに行けなくなりますからね。あくまで歩道をずっと走行するのがダメなだけであって歩道を横切ることで罰則を受けることはないです。
エンジンを切って押して歩いている場合は歩行者と同じ扱いになります。
道を間違えたり、交差点が複雑で原付では走りにくい時はエンジンを止めて押して歩いて向きを変えることも可能。
横断歩道を原付で押して歩いている人結構見ますからね。これは全く問題ありません。
125ccまでは駐輪できる駐輪場が多い
街中にある駐輪場は125cc以下かそれ以上で分かれていることが多いです。
125ccまでは自転車と同じ駐輪場に停めれるけど、126cc以上はお断りだったり別の駐輪場を案内されるみたいな感じですね。
自転車と同じ駐輪場に停められるということで料金的に安くなったり、駐輪できる駐輪場の数が増えるのはメリットですが、隣の自転車が倒れてきたり、出し入れの時にぶつけられて傷になるというデメリットもあります。
都会に停まっているスクーターは傷だらけのものが多いのは駐輪時の横の自転車が原因だったりしますね。
自動車専用道・高速道路は乗れない
原付で自動車専用道や高速道路を走ることは出来ません。基本的には125cc以下はお断りです。
50ccで高速道路に乗ることは間違ってもないと思いますが、誤って自動車専用道に入ってしまうことはあるんですよね。
知らない間に違反していることがあるので注意が必要です。違反内容は通行禁止違反。違反点数2点。反則金5,000円。
原付禁止の道路でも125cc以下が禁止の道路と50cc以下が禁止の道路の2パターンがあるので、標識をよく見て走るようにしましょう。
50ccの原付には30km/h制限がある
50ccの原付は30km/h制限があります。
とても面倒なルールで逆に危ないんじゃないかと思ってしまうのですが、法律で定められているので守るしかないですね。
個人的にはこの法律は改正した方がいいんじゃないかなと思っています。
関連;原付初心者あるある10選
125ccまでは半ヘルでもOK
126cc以上は耳まで隠れるタイプのヘルメットが必須ですが、125ccまでは半ヘルでもOKです。
原付スクーターは車種によってはシート下にフルフェイスが入らないこともあるので、ヘルメットを選ぶ時はきちんと収納出来るか購入前に確認しておきましょう。
とはいえ安全性はフルフェイス>ジェットヘル>半ヘルの順になります。原付スクーターでも転倒や事故で大怪我をする可能性はあるので、安全性を取るならフルフェイスを推奨します。
まとめ|初めて乗る初心者は交通ルールを守りましょう
学科試験で出題された内容だったとしても、時間が経てば忘れてしまうもの。
この記事で改めて思い出して頂き、安全に原付に乗って頂ければと思います。