- ハーレーで通勤してみたい
- せっかくなら毎日ハーレーに乗りたい
憧れのハーレー。
欲しくて欲しくて仕方がなかったハーレーを手に入れたら毎日でも乗りたいですよね。
今回はハーレーでの通勤についてまとめていきたいと思います。
ハーレーで通勤は可能だが…
結論から言うと、ハーレーでの通勤は可能です。
バイク屋でも実際にハーレーで通勤しているお客さんもそれなりにいました。
ですが、あまりおすすめはしたく無いです。
- 重くて取り回しが大変で燃費も良くない
- 消耗品の摩耗が早い
- 傷つきやすい
ハーレーを通勤におすすめ出来ない理由はいくつもありますが、上記の理由が挙げられますね。
仕事があれば毎日ハーレーに乗れるというのはメリットですが、正直デメリットも多いのが実情です。
これからハーレーで通勤していた人の話をしようかなと思います。
ハーレーで通勤した人の話
バイク屋のお客さんでハーレーで通勤している人はたくさんいましたがここではウルトラ(FLHTCU)で通勤していた人の話をまとめていきます。
元々はビッグスクーターに乗っていたのですが、ハーレーに憧れてバイクの免許を取った過去があったので、仕事が暇な時期を使って大型免許を取得。
通勤用で使っていたビッグスクーターを下取りに出して、憧れのハーレーを購入。
車種はウルトラ(FLHTCU)
ハーレーの最上級モデルですね。
購入したハーレーは通勤で使用。
ずっと憧れていたハーレーをようやく手に入れたとのことで、毎日の通勤が楽しかったそうです。
そりゃそうですよね。自分も初めてのバイクを買った時は暇さえあればバイクに乗っていました。
でも、車種がウルトラ。
車体もデカイです。
仕事柄、駐輪場は砂利の上。
ある日いつも通り通勤して、砂利の駐輪場に停めようとしたところ、バランスを崩して転倒。
幸い職場だったので、職場の人に手伝ってもらって車体を起こすことは出来ました。
とはいえ、大事に乗っていたハーレーが一瞬にして傷だらけ。
これでハーレーに対する気持ちが萎えてしまいます。
一部純正パーツを交換して修理をしましたが、ハーレーの純正パーツは高いです。
ちょっとしたパーツでも〇〇万円掛かってしまうことも。
さらに毎日のように乗っていれば消耗品の摩耗がどんどん進んでいきます。
- タイヤ
- ブレーキパッド
- ブレーキディスク
消耗品はこれだけでは無いのですが、車重の重いウルトラをゴー&ストップが多い通勤で使えば摩耗が激しいのは当然。
転倒のダメージや消耗品の交換で多額の出費が嵩みます。
足らない修理代はローンを組んで対応していましたが、バイクの車体のローンと修理代のローンでかなり厳しい生活をしている様子が伝わってきました。
憧れのハーレーに乗れている点は大満足なんでしょうけど、あまりの出費の多さに参っている感じがしましたね。
まぁ、そんな生活を続けた先に車検が待っているのですが、これ以上は言わないでおきました。
ハーレー通勤メリット・デメリット
- 自分が好きなハーレーに毎日乗れる
- 職場の人に自慢できる
- 自動車よりかは燃費が良いことも多い
自分が好きなハーレーに毎日乗れる
これが一番のメリットかもしれません。
自分が好んで買ったハーレーに毎日乗れます。
まさに愛車と一体となるような日々が毎日続きますね。
行きたくない仕事にもハーレーに乗れば少しは行きたくなるかもしれません。
職場の人に自慢できる
ハーレーといえばバイクのことをよく知らない人でも名前ぐらいは知っています。
「アメリカの高いバイクメーカーでしょ?」
これぐらいの認知はあります。
あなたが職場にハーレーで現れれば、職場で注目を浴びることでしょう。
職場にバイク好きの同僚がいれば尚更です。
自動車よりかは燃費が良いことも多い
ハーレーは小排気量のバイクと比べると燃費が悪いです。
それでも自動車よりかは燃費がよいことがほとんどです。
ハーレーで燃費が悪い車種でもリッター10km、スポーツスタークラスだとリッター20km近く出ることもあります。
ハイブリットカーと比較すると劣るかもしれませんが、リッター1桁台の車に乗るよりかはハーレーの方がガソリン代は安くつくでしょう。
- 消耗品の消費が激しくなる
- 走行距離がどんどん伸びる
- 細かい傷が増える
消耗品の消費が激しくなる
さきほどの体験談でもありましたが、通勤で使えば消耗品の摩耗は早くなります。
- タイヤ
- ブレーキパッド
- 油脂類
etc…
バイクは消耗品の塊なので、走れば走るほどメンテナンス費用は嵩むようになります。
走行距離がどんどん伸びる
通勤で使えば走行距離はどんどん増えます。
- 片道10kmの通勤でも往復なら20km
- 1週間に5回の通勤で100km
- 1ヶ月で400km
- 1年で4,800km
一般的なツーリングライダーの走行距離が1年で5,000kmぐらいなので、通勤だけで平均的なライダーの走行距離ぐらいは走ることになります。
ここからさらにツーリングすればもっと走行距離は伸びます。
バイクは走行距離が伸びるほど消耗品の交換が必要になりますし、バイクを手放す時の価値が下がります。
通勤で使うとバイク自体の消耗が早くなってしまうのはデメリットと言えるでしょう。
細かい傷が増える
バイク屋でツーリングで使われているバイクをよく見ました。
大体のバイクは細かい傷が多いです。
日常での使用が増えるとどうしても細かい傷が付きやすいです。
ハーレーをワイルドに乗るのが好きな人や細かいことを気にしない人は良いですが、常にピカピカにしておきたい人にとっては通勤に使う場合は状態良く維持するのは大変です。
ハーレーで通勤はおすすめ出来ない
ハーレー(ウルトラ)で出勤している方の話をご紹介しました。
憧れのハーレーで通勤することは悪くは無いのですが、デメリットも多いです。
実際のお客さんの話を参考に、ハーレーでの通勤をするべきかどうかを検討していただければと思います。