NC750Xを検討しているけど、イマイチな点はあるんだろうか?不満や後悔ポイントがあるなら先に知っておきたい。
バイクを新しく買う時はそのバイクの短所も気になるところ。
今回は僕が働いていたバイク屋でNC750Xに乗っていたお客さんの話をまとめていきます。バイク選びで悩んでいる方になればなと。
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NC750Xの不満!お客さんの不満・インプレ
まずはそのお客さんの話を簡単に。
元々はCB1300SFに乗っていたのですが、車体が重く感じるようになってきました。
車検のタイミングで乗り換えようかなと重い、今までよりも排気量が小さく軽いバイクを探すように。
ツーリングが好きな方でもあったので軽くて扱いやすいNC750Xに乗り換えることに。
乗り換えてしばらくしてからNC750Xの満足点・不満点について聞いてみました。
まずは不満点から。
乗りやすいけどエンジンが面白くない
エンジンは並列2気筒の58馬力。教習車でも扱われているNC系のエンジンはフラットに吹け上がる乗りやすいエンジン特性です。
低回転でも粘り強いトルクを発生するのでバイクに乗り慣れていない方、クラッチ操作が苦手な方がいきなり大型免許を取得しても十分乗りこなせるものでしょう。
乗りやすいというのはメリットですが、デメリットでもあるんですよね。
フラットに吹け上がるエンジンは面白みに欠けます。初めての大型バイクという方は良いかもしれませんが、色んなバイクを乗る継いだ方からすると物足りないもの。
CB1300SFのように回せば回すだけパワーが出るような感じではないので、思ったほど伸びないエンジン特性は走る道によっては微妙に感じるそうです。
パワーが低い
NC750Xは速いバイクではありません。
NC750Xは58馬力。市街地を走っている分にはちょうど良いですが、開けた道や高速道路では物足りないと感じる人もいるでしょう。
特に大型バイクと一緒にツーリングとなると結構頑張らないとついていけないかもしれません(もちろん高速道路の制限速度は100km/hですが)
乗りやすさ・扱いやすさを求める方にとっては良いですが、パワーを求める方は違うバイクの方が良いですね。
CB1300SFと比較すると最高速が全然違うので、乗り換えた直後は戸惑ったそうです。
タンク容量が少ない
NC750Xはガソリンタンクが小さいのが不満!
NC750Xのタンク容量は14L。ちなみにCB1300SFは21L。単純に比較するとタンク容量は2/3ぐらいしかありません。
NC750Xは一般的なバイクのタンクがある場所がメットインになっています。ガソリンタンクはどこかと言うとリアのシート下にあります。他のバイクとは違うところにタンクがあるのは面白いところ。
シート下にガソリンタンクががる場合は低重心化には寄与するのですが、肝心のガソリンタンクを大容量化することは出来ません。
容量を増やすとシート高が高くなってしまうというジレンマもあるんですよね。これはNC750Xの不満な点と感じているそうです。
救いなのがNC750Xは燃費が良いこと。ツーリングだとリッター35km/Lぐらい、市街地を適当に走ってもリッター30km/Lぐらいでます。
NC750Xのここに満足
街乗りなら乗りやすくて扱いやすい
NC750Xに乗り換えて良かった点は乗りやすくて扱いやすいところ。
先ほどもお伝えしましたが、エンジン特性は乗りやすくて扱いやすい点。
高回転のスピードの伸びやそもそものエンジン出力は低いですが、低中速はフラットに回ってくれるエンジン。街乗り重視の方にはとても乗りやすいじゃないかなと。
乗り心地が良い
NC750Xは乗り心地が良く長距離乗っても疲れにくい!
NC750Xはデュアルパーパスモデルです。視座が高く前後のサスペンションのストローク幅も広いのが特徴。
ちょっとした段差やフラットダートぐらいなら難なく走ってくれます。
ハンドル位置も高いのでポジションも楽なのが助かりますね。
収納スペースは抜群
一般のバイクのガソリンタンク部分にメットインがあるのがNC750Xの特徴。
収納スペースがほとんどないバイクが多い中、ヘルメットが1つ丸々収納できるのはNC750Xの圧倒的にすぐれたところです。
サイドパニアやトップボックスをつけるとさらに収納性がアップ。
通勤やツーリングで荷物がある人にとっては最高の1台と言えるでしょう。
NC750Xの不満・満足した点は両方ともある
NC750Xに乗ったお客さんの意見をまとめてきました。
不満もありますが、満足しているところも多いです。
バイク選びの際は長所と短所をしっかりと見極めたいですね。
NC750Xの不満|ここがつまらない
Twitter上でのNC750Xの口コミを紹介していきます。
DCTがつまらない
NC750Xには通常モデルとDCTモデルがあります。
DCTモデルはクラッチ操作無しでボタンのみで変速が出来たり、ATモードに切り替えたりも可能。路面の状態や走行状況によって好みのセッティングができます。
DCTの欠点はクラッチ操作がなくなってしまうこと。バイクを操る楽しみが半減してしまうので、操作性を楽しみたい方は通常モデルがおすすめ。
給油口の位置がリアシート内なのでシートバックを付けられない
リアのシート下にガソリンタンクの給油口があります。
シート下にガソリンタンクを設置することで低重心化にも寄与しますし、本来ならガソリンタンクの部分をメットインにすることも可能に。
機能性は高くなって便利なんですが、デメリットはリアシートの上にシートバックを付けてしまうと給油が面倒になる点。
給油の際は毎度シートバックを外さないといけなくなります。ロングツーリングの際は積載性を増やそうとシートバックをつける人もいるかと思いますが、給油の際は毎度面倒くさいでしょうね。
まとめ
バイク屋で耳にしたNC750Xの不満点をまとめてきました。
不満点はありますがそれ以上にメリットや魅力が詰まったバイクでもあります。
パワーよりも乗りやすさを求める方には本当におすすめのバイクです。