pcxのシート下に入るヘルメットってあるの?
今回はスクーターの中でもpcxのヘルメット事情に関してまとめていきたいと思います。
pcxを手に入れて新しいヘルメットを買ったとしても、シート下の収納スペースに入らなかったら悲しいですよね?
せっかく買ったのに入らないじゃないか。
これではヘルメットを買った意味が失われます。
今回はpcxのシート下に入るおすすめのヘルメットについてまとめていきます。
pcxのヘルメット選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
pcxはシート下の底が浅く入らないヘルメットも多い
pcxのシート下は面積は広いのですが、深さが浅いんですよね。スクーターの収納スペースとしては優秀なんですが、肝心のヘルメットが入りにくい。
バイク屋で働いてた頃もよく思いました。
ヘルメットの上部がシートの裏側に当たってしまうんですよね。シートが閉まらないと盗難が心配なので、無理矢理閉めたものです。
無理に閉めようとしてヘルメットが傷になったりもするんですよね。
pcxのシート下に入るヘルメットはあるのか?
もちろんあります。
順番に解説していきます。
pcxにおすすめのヘルメットってあるの?
残念ながらフルフェイスをpcxのシート下に入れるのは難しいです。
僕はショーエイのZ-8を使っているんですが、試しにpcxのシート下に入れたことがあるんですが、入りませんでした。
ヘルメット上部がシートの裏側に当たってしまうんですよね。そのまま閉めるとシートが浮いた状態になります。
無理矢理体重を掛けて閉めることは出来るのですが、ヘルメットを痛めたりシートの付け根の金具が変形する原因となってしまいます。
pcxのシート下はジェットヘルなら入る?
どうしてもシート下に入れたい場合はジェットタイプや半ヘルになります。
安全面を考えると半ヘルは危ないので、出来ればジェットタイプの方が無難ですね。
ジェットタイプでも入りにくい時は、シールドを開き気味で収納するとシート下に収まってくれる場合もあります。
4代目PCX(JK05)はシート下にフルフェイスが入る
2021年に登場したJK05型のPCXはシート下前方の収納スペースが広くなっています。
ですので、フルフェイスでも収納できるようになりました。ほんの数センチの違いなんですけど、こういう改善は助かりますよね。
シート下の収納スペースって外側からは目に見えない部分なんですけど、こういう役に立つ部分は確実に進歩しているようです。
スクーターの収納スペースって諸刃の剣なんですよね。
- 収納スペースを広くすればシート高が高くなってしまう
- シート高を下げれば収納スペースがなくなる
これはpcxに限らずどのスクーターでも同じことが言えます。
ちょっとした作りの違いでも、メーカーは物凄い努力していたりします。
pcx125とpcx150のヘルメット収納の違い
- pcx125 28l
- pcx150 28l
pcx125もpcx150もシート下の収納スペースは同じになります。
150ccの方が広そうな感じがしますが、基本的に車格が同じなんですよね。
ですので収納スペースも同じになります。
pcxのシート下にヘルメットが入らない。他に方法はないのか?
- シート下のヘルメットロックを使用
- トップボックスを付ける
- ヘルメットホルダー後付け
- 右ミラーにかける
シート下のヘルメットロックを使用
pcxのシート下にはヘルメットロックが付いています。
ヘルメットの金具を掛けてシートを締めればシートがロック代わりになってくれます。
鍵がないとシート開かないですからね。
ただ、難点としてはヘルメットが外部に出たままになるので、駐輪中に雨が降るとヘルメットがずぶ濡れになります。
また、金具が微妙な形状をしていて引っ掛けにくいという口コミもあります。
金具を加工するなり、ヘルメットロックを使うとより引っ掛けやすくなります。
トップボックスを付ける
王道のやり方ですね、トップボックス。
これならどんなヘルメットでも収納可能です。
トップボックスはヘルメットだけ収納する訳ではなくあらゆるものを収納できます。
後付けの費用は嵩みますが、利便性は一気に高まります。
ヘルメットホルダー後付け
ハンドル周りが多いかなと思うのですが、鍵付きのヘルメットホルダーを後付けできます。
取り付けもドライバーや六角ヘクッスがあれば簡単に取り付け出来るものばかり。
値段も2,000~3,000円程であるので手軽ですね。
デメリットとしてはシートフック同様ヘルメットが剥き出しになるので駐輪中に雨が降ると悲惨です。
右ミラーにかける
右ミラーにスポットはめる置き方ですね。
僕はこれをよくやってしまいますが、ヘルメット盗難のリスクがあります。
やるならヘルメットホルダーと併用したいところです。
PCXにおすすめのヘルメット
SHOEI Z-8
SHOEI J-FORCEⅣ
Arai クラシック・エアー
SHOEI Z-8
「Z-8」は、従来のモデルと同様にコンパクトなフォルムを追求しています。
特徴的なシェルサイドカットラインを継承し、シェルの剛性を向上させ、安全性を確実なものにしながらスポーティなデザインを実現しています。帽体はS、M、L、XLの4つのサイズで展開され、コンパクトながら適切な被り心地を作り出しています。
Z-8に採用されているシールドは、新開発の2次曲面形状のCWR-F2シールドです。光学特性を向上させるため、曲率や厚みが最適化されています。歪みを最大限抑えてクリアな視界を実現しています。
SHOEI J-FORCEⅣ
「J-FORCE」は先進の空力性能、ベンチレーションシステム、エッジの効いたフォルム、SHOEIによる安全性・快適性への追求が融合し、高速域での真価が発揮されることになります。
J-FORCE IVは、軽快で開放的な被り心地を求められるオープンフェイスに最適で、コンパクトかつ軽量な設計を追求しています。全3サイズのシェルを設け、シェルの軽量化に加え、パーツ単体での軽量化にも及んでいます。
高速で走行すると空気の壁となってストレスを強いられますが、J-FORCE IVは風洞実験に基づいたエアロフォルムが特徴です。シェルとアウトレットパーツが一体となってスポイラー形状を構成し、攻撃的かつスポーティーなフォルムとともに高い空力性能を実現しています。これにより、高速安定性が向上し、ライダーの疲労軽減に大きな貢献があります。
Arai クラシック・エアー
クラシック・エアーはフォルムをコンパクトに設計していますが、安全性において妥協はありません。
JIS安全規格の「耐貫通性試験」において、3kgのストライカを2mの高さから落として帽体の強度を確認しますが、〈クラシック・エアー〉ではこれを上回る「スネル規格」レベルをクリアするため、3mの高さから落としています。
コンパクト化を実現しながらも、高い安全性を維持するためには、帽体製造技術と多段階発泡緩衝ライナが採用されています。
また新開発されたベンチレーションによって、ヘルメット内の熱気を排出するため、ダクトのないシンプルなサーフェイスを保っています。
頭部の3カ所に排出孔が設けられており、後頭部裾部のエキゾーストスリットから効率的に排出させることができます。
クラシック・エアーはPCXのシート下に入るジェットタイプのヘルメットなので、安全性・収納性に優れたヘルメットです。
pcxヘルメットまとめ
今回はpcxのヘルメット事情についてまとめました。
正直フルフェイスをシート下に入れるのは厳しいですね。ジェットタイプか半ヘルが無難な感じです。
ただ2021年からのJK05型はシート下の収納スペースが改良しているので、フルフェイスでも入るものも出てきました。
とは言え、まだまだ全員が新型のpcxに乗っている訳ではないと思います。
無難なのはトップボックスを取り付けて、収納するやり方ですね。これが一番確実です。
単純に収納スペースも増えるので、ヘルメット以外の収納にも助かりますね。