ヤマハのR1-Zが値上がりしています。
僕がバイク屋で働いていた数年前とは訳が違いますね?
こんなに違うのか?というぐらい高くなっています。
今回はR1-Zの相場や値上がりしている理由についてまとめていきます。
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R1-Zは値上がりしています
冒頭でもお伝えしたようにR1-Zは値上がりしています。
バイクブロスのR1-Zの中古を調べた感じだと50~120万ぐらいですね。いやーあり得ないぐらい高い。
2017年ぐらい前の時点で30~40万ぐらいで店頭に並べていて(ちょっと値上がりしたなぁ)ぐらいに思っていたのですが、今では当時の3倍ぐらいの値段になっていますね。
大型バイクを買えてしまうぐらいの金額になっていたのはビックリ。
R1-Zは1990年代初頭の2stバイク。スポーツネイキッドとしては人気がそこそこ高かったのですが、惜しまれながらも生産終了。
あれから30年近くが経ち、2stバイクの需要は年々高まっています。
年々高くなっているのは知っていたのですが、改めて調べるととんでもない金額に。
状態が良ければ100万overというのはデフォになっていくのかなと。
R1-Zが値上がりしている理由
R1-Zが値上がりしている理由としては「生産終了しているのに人気が高いから」というのが主な理由です。
ただこれだけではなぜ人気が集中しているのか?が分かりにくいので、元バイク屋の僕が考察していきます。
- 2stは2000年代以降ほぼ生産終了してしまった
- 2stの人気は高いまま
- RZ250が買えない人がR1-Zを検討する
2stは2000年代以降ほぼ生産終了してしまった
2stバイクは2000年代以降ほぼ死滅してしまいました。
理由は排ガス規制。当時の平成13年排ガス規制が厳しく2stバイクはほぼクリア出来なくなってしまいました。
2000年を超えてから生産されていた2stバイクはアプリリアのRS250ぐらい。あとは小排気量の車種が何台か残っていたぐらいでしょうか。代表的なところで言うとヤマハのRZ50ですね。
2stの人気は高いまま
生産終了してどうなったか?という点ですが、2st自体の人気は高いままだったんですよね。
アクセルを開けた時の軽さや4stバイクでは味わえないようなダッシュ力。
昨今の4stバイクは年々性能が上がっているとはいえ、2stの軽やかな加速はなかなか体感出来ません。
そもそもエンジンの構造が全然違うのでいくら性能が上がっても2stの吹け上がりは再現出来ないでしょう。
このように2stバイクの魅力が忘れられないという方は多く、2stがほぼ絶滅してから20年近くが経ってもいまだに色褪せない人気があります。
人気が高い=需要が高い=値段が上がる
という方程式が成り立つので、絶版になって新車供給が止まっている以上、人気が高ければ値段は必然的に上がっていきます。
RZ250が買えない人がR1-Zを検討する
これはR1-Z特有かもしれません。
ヤマハの2stネイキッドといえばRZ250があります。このRZ250は2stバイクの中でも圧倒的に人気が高く、当時の新車価格を大幅に上回る金額で取引されています。
当時は3万とか5万で知人に譲ってしまうぐらい市場に溢れていたバイクですが、今となってはとんでもないプレミア価格になっているもの。
このRZ250が買えなくてR1-Zを検討している人が結構います。
RZ250は100万超えが当たり前。高いものだと250万近くします。RZ250とR1-Zを比較すると値上がりしているとはいえR1-Zの方がまだ買いやすいんですよね。
本当はRZ250に乗りたいけど、妥協してR1-Zを検討している方は結構います。実際にバイク屋でも見てきました。
まとめ
- 2stは2000年代以降ほぼ生産終了してしまった
- 2stの人気は高いまま
- RZ250が買えない人がR1-Zを検討する
絶版となって20年ぐらい経過するバイク。値下がりする理由が見当たらないので、迷っている方はお早めに。