レブル1100を検討しているけど後悔したくない。短所とかあるんだろうか?
バイクを買う時は誰しも失敗したくないもの。
今回はレブル1100で後悔しやすいポイントについて元バイク屋の僕が解説していきます。
\ 査定だけも可能 /
レブル1100で後悔してしまうポイント6選
燃費が悪い
レブル1100は燃費がイマイチという口コミ。
- レブル250 リッター42.0km/h
- レブル1100 リッター25.0km/h
単気筒と2気筒という違いもありますし、4倍以上の排気量差もあります。
1100ccでリッター25km/hというのは悪くないですが、250ccクラスと比較すると燃費は悪いですね。
ちなみに大型アメリカンでリッター20km/h出ていればかなり良い方です(ハーレーのスポーツスタークラスがツーリングに行くとリッター20km/hぐらいです。)
最高速が遅い
レブル1100は87馬力です。リッタークラスのバイクは100馬力以上のバイクがほとんど。
遅いということはありませんが、排気量の割に最高速はそこまで伸びないでしょう。レブル1100は最速を競うバイクではないですからね。
ちなみにトルクは10.0kgf/mとかなり高いです。レブル1100は最高速はそこまで速くないですが、初速や荷物を積んだ時の加速は良いんですよね。
馬力を求めている方は他のバイクにした方が良いでしょうね。ゆったりと走りたい方にはレブル1100がおすすめ。
お尻が痛くなる
レブル1100はシートが薄いのと直立した乗車姿勢になるのでお尻が痛くなりやすいです。
ポジション的には楽なんですが、お尻には負荷が掛かりやすいんですよね。長時間の運転は結構疲れるかも。
ロングツーリングの際は定期的な休憩が必須ですね。
センタースタンドがない
レブル1100にはセンタースタンドがありません。センタースタンドがあることでチェーンの給油やオイル交換のメンテナンスがしやすくなります。
また狭い場所に駐輪する場合でもサイドスタンドだと壁に当たってしまうけど、センタースタンドなら大丈夫という場合も。
センタースタンドがないことで機能的に不便に感じることもあるでしょう。
しかし走行中にセンタースタンドを擦るというデメリットがないため、センタースタンドがないことは悪いことばかりではありません。
高い
レブル1100は税込1,138,500円(税抜1,035,000円)です。
- ヤマハ BOLT 税込1,045,000円
- ハーレー nightster 税込2,263,800円
ハーレーと比較すると安いですが、ヤマハのボルトよりかは高いです。
とはいえどのバイクも100万以上するバイクなので安いということはないですね。それにしてもハーレーは高い。
タンク容量が少ない
レブル1100はガソリンタンクの容量が13Lしかありません。
WMTCモードでの燃費(一般走行での燃費の目安)が19.4km/Lと大型バイクにしてはまずまずの燃費ですが、タンク容量が少ないので後続可能距離が心許ないです。
19.4km/L×13L=252.2kmと1日ツーリングに行く際は1回は給油しないと途中でガス欠になってしまうぐらいのタンク容量です。
細身でスタイリッシュなタンク形状がレブル1100の魅力なので致し方がないですが、ツーリング時のガソリン残量は常に気を配る必要があります。
DCTモデルにして後悔
DCTは楽だけどつまらない。
これはレブル1100だけでなく他のホンダ車を買った人も同じことを思う人が結構います。
DCTはデュアルクラッチトランスミッションのこと。クラッチ操作無しでギア変速が出来たり、ATモードが搭載されています。
操作性は楽なんですが、バイクを操るという面白みが減ってしまうのがデメリット。
最初はいいんですが、あとから「通常モデルにすれば良かった」という意見は結構あります。
パーツが少ない
レブル1100は全体的にカスタムパーツが少ないです。
ハーレーのスポーツスターと比較すると圧倒的にパーツが少ないと言えるでしょう。
しかしマフラーを変えたり、サイドバックを取り付けしたりなどのツーリングに必要なカスタムは最低限行います。
原型がなくなるぐらいまでのカスタムを楽しみたい方にとっては物足りないかもしれませんが、”ノーマルよりも少し自分好みに出来たらいいよね”という方には十分なカスタムパーツが用意されています。
レブル1100のここが良い!メリットをまとめてみた
スタイリッシュなデザインが特徴
レブル1100はタンクが細くスタイリッシュなデザインが特徴です。特にヘッドパイプ(ハンドル下の部位)からシート下に一直線に伸びるフレームがより見た目の美しさを際立たせます。
アメリカンというとクラシックタイプのどっしり感が人気ですが、細身なデザインが好きな人にとってはレブル1100の方が良いでしょう。
街乗りをしていればシティーランにも映えますし、ツーリングでゆったりと走る姿もかっこいい。
乗り味だけでなくルックスのかっこよさも楽しめるのがレブル1100の魅力です。
アフリカンツイン譲りのエンジンはよく走る
レブル1100のエンジンはアフリカツインの水冷並列2気筒エンジンは、実にトルクがあって乗りやすい。
高速巡行を難なくこなす大排気量の上に、重い荷物を積んでも楽々走れるパワフルなエンジンが特徴。
特性上は最高速を追求するようなエンジンではありませんが、余裕のある排気量で街乗りから高速道路まで気持ちよく走れます。
速いバイクに乗りたいという方はCB1300SFやCBR1000RRがおすすめですけどね。
安心のホンダ
ホンダといえば品質が高く壊れにくいバイクを量産しているメーカーです。外車とは信頼性が大きく違いますね。
特に比較すべきはハーレー。昨今のハーレーは昔に比べて壊れにくくなっていますが、それでもホンダとは品質が全然違いますね。
予期せぬ修理代や、出先でのトラブルを避けれるのは魅力でしょう。
壊れにくいアメリカンに乗りたい方はおすすめ。
レブル1100に後悔する前に見てほしい|購入前に比較しておきたいところ
- レブル1100
- ボルト
- スポーツスター
レブル1100の他に似たような車種を検討している方も多いでしょう。
代表的なところでいうとヤマハのボルトとハーレーのスポーツスター。排気量が近いですし、スタイルも似ているところがあります。
レブル1100と比較すべき車種について解説していきます。
ボルト
ヤマハの大型アメリカンと言えばボルト。排気量は941ccとレブル1100よりかはやや低めの排気量です。
レブル1100との最大の違いはエンジン。こちらはV型2気筒エンジンとなっています。よりアメリカンらしいドコドコした鼓動感を楽しめるのが特徴。
シート高も690mmとレブル1100の700mmよりも10mm低くく、エンジンもV型2気筒なので並列2気筒のレブル1100よりもシート幅も狭い。
足付きを取るならボルトがおすすめです。
しかし大排気量の余裕のある走りや、よりチョッパーらしいスタイルならレブル1100の方が良いでしょう。
スポーツスター
小排気量のハーレーといえばスポーツスター。レブル1100もスポーツスターを対抗馬として意識したバイクであることは間違いないでしょう。
ティアドロップタンクはタンク容量こそ少ないですが、長年愛されてきたスポーツスターらしいスタイルです。
そしてエンジンはなんとってもOHVのV型2気筒。これはハレーらしいよりドコドコ感を楽しみながら走れるエンジンです。
エンジンの躍動感が欲しい人はレブル1100よりもスポーツスター一択でしょう。
しかしエンジンの躍動感では負けますが、振動が少なく乗りやすいのがレブル1100のエンジンの良さ。乗りやすさ重視の方はレブル1100に軍配が上がります。
純正オプションや、乗り出してからのメンテナンスもホンダのレブル1100の方が圧倒的に安く済みます。スポーツスターはハーレーというだけで部品代がバカにならないですからね。
ホンダならではの安心感、ハーレーというブランドにこだわらない方にはレブル1100がおすすめ。
まとめ
レブル1100の後悔しやすいエピソードをまとめてきました。
買って後悔…という方もいますが、良いところもたくさんあるバイクです。
現在は大型アメリカンの新車が少ないので、大型国産アメリカンに乗りたい方はおすすめ。