レブル250って中古の方が高い気がする?
本来なら新車と中古なら新車の方が高いのが一般的です。ですが、逆転現象が起こっているのがレブル250の中古相場。
実際のところどうなのか?元バイク屋の僕が解説していきます。
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レブル250は中古の方が高いことも
冒頭でもお伝えしたように新車価格を超えているレブル250の中古がたくさんあります。
本来とは逆転現象が起こっているんですよね。
レブル250の新車価格は税抜555,000円(税込610,500円)
中古相場を見ていると70~90万ぐらいで推移しています。中古の方が1.5倍ぐらい高いモデルもあるぐらい。
年式 | 本体価格 | 乗り出し |
---|---|---|
2020年式 | 71万 | 78.4万 |
2020年式 | 99万 | 104.3万 |
2020年式 | 94.8万 | 97.1万 |
2021年式 | 74.8万 | 81.8万 |
2020年式 | 69.8万 | 76.8万 |
レブル250の中古相場を一部抜粋(グーバイクのレブル250中古より)
元バイク屋の僕からすると「高っ!!」というのが感想です。
普通は新車よりも中古の方が安いですが、圧倒的に中古の方が高い。
2017年式で走行距離20,000kmのレブル250でようやく新車と同じぐらいの値段の中古となっています。色々バグっている。
ここまで状態が悪くなってようやく新車と同じ価格となればみんな新車を選びたくなるはずです。誰しもがこのように考えるでしょう。
ですが、現状のレブル250の中古事情は一般的なバイクとは大きく異なっています。
レブル250がなぜこれほどにも高いのかは記事後半で解説していきます。
レブル250の中古の方が高い口コミ
- レブル250が高い
- レッドバロンだと新車よりも高い
- 店頭の中古が720,000円
ちょっと調べたらレブル250の中古が高いという口コミが山ほど見つかりますね。
それだけ中古が高いのです。
レブル250の中古がなぜこれだけ高いのかはこのあとまとめていきます。
レブル250が中古の方が高い理由
新車の生産が遅れている
レブル250の中古相場に最も影響を与えているのが新車の供給不足ですね。
新車の供給が遅れれば、本来なら新車を買っていた層が中古に流れます。需要が集中する分は中古相場が高くなりやすいですね。
- コロナウイルスによりバイクの生産が大幅に遅れた
- バイク用の半導体が不足
この2点が新車の生産が遅れた理由です。
コロナウイルスによりバイクの生産が大幅に遅れた
2020年初頭。未知のコロナウイルスにより世界中が大混乱になりました。日本でも緊急事態宣言が発令され、気軽に出歩けなくなったり、仕事が休業になった人が日本中に溢れました。
買い物に行くだけでも一苦労。マスクや消毒液が手に入らなくてやばいという人も多かったはずです。
日本でも海外でもコロナウイルスに感染して出勤出来なくなってしまう人が続出。当然バイクの生産にも影響が出ます。
バイクを生産するにはバイクメーカーだけでなく下請けや物流会社の生産状況も大切になってきます。
部品が1つ手に入らないだけでもバイクを作ることが出来なくなる訳なので、どこかで部品不足になり全体の生産が止まってしまうということがありました。
新車が当初の予定通り作られないとなると、市場はレブル250の玉不足となります。
玉数が少なくなれば中古相場にも影響を与えてしまいます。
バイク用の半導体が不足
コロナによる部品不足・人員不足も新車生産に影響がありましたが、最も影響が多かったのは半導体不足じゃないでしょうか。
半導体は電子機器に使われるパーツです。バイクだとメーター周りのなどの電子パーツに数多く使われております。
半導体自身はとても小さなパーツですが、1つでも手に入らなければバイクを生産出来ません。
この半導体不足の厄介なところは、どの電子機器にも半導体が使われているところ。バイクだけでなく自動車やゲーム機、パソコンやスマートフォンにも使用されています。
各業界で半導体を取り合って、バイク用の半導体が入ってこないという時期が長く続きました。
半導体の多くはパソコンやスマートフォン向けのものが優先で生産され、バイク用は後回しになっていたんですよね。
現在では以前よりマシになったとはいえまだまだ半導体不足は続いています。
半導体不足で新車が作れない→本来なら新車を買っていた人が中古に流れる→中古相場が上がるという構図はまだまだ続きそうです。
人気が高い
レブル250は2017年4月に登場しました。
CBR250R系のエンジンを搭載したシンプルなアメリカンは瞬く間に人気を博し、発売当初からよく売れていましたね。僕がいたバイク屋でも問い合わせ件数が多かったですし、新車の販売台数も多かったです。
エンジンは単気筒ということもあり、単気筒ならではの軽さや車体の細さを実現。重量や足つきに自信がない方でも乗りやすいように設計されています。
Vツインエンジンのような躍動感はありませんが、軽くて扱いやすいアメリカンに乗りたい方には良いでしょうね。
新車発売開始の時からよく売れて、人気も継続しているバイクということはそれだけ需要が高いということです。
需要が高い=中古相場も高くなりやすい。ということに繋がるのでレブル250の中古相場は高い状態が続いています。
他メーカーに似たようなバイクが少ない
250ccのアメリカンバイクは意外と少なかったりもします。
昔は各メーカーどこでも販売していたのですが、ここ最近では250ccのアメリカンはほぼなくなっています。ドラッグスター250が生産終了になったのはラインナップ的に痛かったですね。
250ccのアメリカンでなるべく新しいバイクに乗りたい!となると必然的にレブル250になります。他のメーカーに250ccアメリカンが少ない分需要が集中してしまい、中古相場が高くなってしまっているんですよね。
レブル250の特徴・スペック
- 全長 2205mm
- 全幅 820mm
- 全高 1090mm
- シート高 690mm
- 軸間 1490mm
- 車重 170kg
- エンジン 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
- 燃料タンク容量 11.0L
- 最高出力 26ps/9500rpm
- 最大トルク 2.2kgf.m/7700rpm
まとめ
現状ではレブル250は中古の方が高い状況が続いています。新車の供給が安定してこれば状況は変わってくるでしょうが、今のところその兆しはないですね。
- 早く乗りたい方は多少高くても中古
- 安く綺麗なバイクに乗りたい方は待ってでも新車
- 思い切って他の車種にする
判断に迷う時期が続いてしまっているのはこれからレブル250を買おうと思っている方には辛いかもしれません。
バイクは季節性がある乗り物なので、新車がなかなか入荷せずにシーズンを逃してしまうことがあります。個人的には高くても中古に乗るか、思い切って他の車種に乗るのが良いのかなと思います。
せっかくのバイクシーズンを逃してしまうのはもったいないですからね。
レブル250に乗り換える予定の方は下取りバイクはバイク王への査定がおすすめ
バイク王はお試し無料査定なので、とりあえず値段を聞いてみて売るかどうかの判断が可能。
イマイチの場合は断れば良いですし特に手数料も掛かりません。
僕も断った経験がありましたが、あっさり帰ってくれましたね。
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