トリシティは三輪バイクだからノーヘルでも乗れるのか?
フロント二輪の三輪なのが特徴のトリシティ。
125cc・155cc・300ccと三種類の排気量を備えます。
三輪バイクはノーヘルでも乗れるのか?
今回はこの疑問にお答えしていきます。
トリシティはノーヘルでも乗れるのか?
結論からいうと、ノーヘルで乗れません。
ヘルメットの着用が必要になります。
え?
三輪だからノーヘルでいいんじゃないの?
と思う方もいるかもしれませんが、残念ながら日本の道路交通法ではヘルメットの着用が義務付けられています。
トリシティはノーヘル不可
- 3個の車輪を備えるもの
- 車輪が車両中心線に対して左右対称の位置に備えられているもの
- 同一線上の車軸における車輪の設置部中心のトレッドが460mm未満であるもの
- 車輪および車体の一部、または全部を傾斜して旋回する構造を有するもの
これらの条件を満たすものは自動二輪という扱いとなります。
言い方を変えれば上記の条件を満たさなければ自動二輪の条件を外すことが出来ますが…。
- 3個の車輪→車輪の数を増やす
- 車輪が左右対称→非対称にする
- 460mm未満→460mm以上にする
- 傾斜して旋回→ステアリングで旋回
あまり現実的では無いものもあります。
4輪にしたらもはや車ですからね。
これではもはやトリシティに乗る意味が無い気がします。
唯一出来そうなのは車輪の間隔を460mm以上にする方法。
トリシティをトライク化(普通免許仕様)すればノーヘル可能だが…
スペーサーをかますことで車輪幅を460mm以上にして、トライク化している人もいます。
先に言っておきますが、もしこれをやるなら完全に自己責任となります。と言うのも、元々の車輪幅で乗りやすいように設計されている訳です。
ヤマハが何百回か何千回か分からないですが、最適になるまでテストしまくって満を持して発売開始したのがトリシティ。
もちろんヤマハのお墨付きがついている訳ですし、メーカー保証もつけての発売です。それぐらいノーマルの状態はしっかり設計されています。
その設計を自分の手で崩す訳なので、当然乗り味が変わります。
加速・減速、コーナリング、荷重の掛かり方。
あらゆるものが変わってきます。
車輪幅をいじったことが原因で転倒や事故につながる恐れもあります。
どうしてもトライク化したいという方は、リスクも大きいということを理解した上で行ってください。
現実的な判断として、トリシティはノーヘル不可。トライク化して普通免許でも乗れるようにするのは難しい
トリシティのヘルメット事情に関してまとめました。
ヘルメットは必要です。
ノーヘルはダメです、普通に捕まります。
どうしてもノーヘルで乗りたい方はトライク化するカスタムもありますが、リスクも大きいです。
個人的にはあまりおすすめしたくないですね。
普通にヘルメットを被って走行するべきだと思います。