スズキのボルティーは中古相場を見ていても安いものが多いです。
なぜなのでしょうか?
価格が安いとされる理由について元バイク屋の僕が解説していきます。
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スズキのボルティーが安い理由
不人気
ボルティ250は他の同クラスのバイクと比べて、性能やデザイン面で見劣りすることが不人気の主な要因です。
例えばエンジン性能においては、同じ250ccクラスのバイクと比較してパワーが劣っています。
馬力は20馬力。高速道路に乗れないレベルではないですが、追越車線ともなるとかなり厳しい馬力と言わざるを得ません。
空冷単気筒エンジンということもあり、最高速や馬力が出やすいエンジンではないんですよね。どちらかというと軽くて扱いやすいというエンジン特性ですね。
デザインは丸みを帯びた外装が特徴。どちらかというと女性ウケしやすいデザインなんですが、角張った男らしいバイクに乗りたい方にとってはウケがあまりよくないのも事実。
性能面、デザイン性の2点から不人気と言われることが多いバイクです。
年式が古い
ボルティ250は年式が古いモデルであるため、新車時の価格が安く、それが中古市場にも影響しています。
当時の新車価格は375,900円。
年式が古い上に不人気な点も影響して価格は抑えめになっています。
生産終了していても人気が高ければプレミア価格がつくこともあるぐらいですが、ボルティはそこまでの需要はなく年数の経過と共に安くなっています。
また年式が古いことで部品の入手が困難になるケースもあり、それが価格を抑える一因となっています。
壊れやすい
ボルティ250は、一部の部品が壊れやすいという評判があります。
これは特に電装系の部品に問題があるとされており、修理が必要になることがあります。
特に壊れやすいのがレギュレーター。レギュレーターは整流器と呼ばれ走行によって生じた電気をバッテリーに戻す際に、で夏を調整する機構。
このレギュレーターが壊れると正常にバッテリーに電気が戻らなくなるので、走行しているのにバッテリー上がりしてしまいます(もしくは過充電によりバッテリーをパンクさせてしまいます)
ボルティーのレギュレーターは元々壊れやすい上に、バイク自体生産から20年以上経っているので経年劣化により壊れることが多いです。
この壊れやすいというのも値段が安い理由の1つと言えるでしょう。
まとめ
ボルティーが安い理由についてまとめてきました。
性能や年式の古さ、壊れやすさがボルティーの安い理由なんですが、
- 軽くて扱いやすい
- シート高が低い
- 丸みを帯びた可愛らしいデザイン
といったメリットも多いバイクです。
取り回しに自信がない、軽いバイクに乗りたい方にはおすすめのバイクですね。
同じスズキで走破性を求めるならグラストラッカーがおすすめ。