バイクの個人売買って得なの?
トラブル多いって本当?
この疑問にお答えします。
今回はバイクの個人売買のやり方や、トラブル例について紹介していきます。
これからバイクの個人売買をする予定の方に是非読んで欲しいです。
関連;個人売買は得?友人にバイクを売るメリットまとめました。
バイクの個人売買って?
ショップや買取業者に売るのでは無く、一般の個人にバイクを売る形になるので個人売買と言われています。
通常、ショップや買取業者に売った場合は、自分が売ったバイクが、ショップや買取業者やオークション等を通して、次のオーナーの手に渡ります。
でも個人売買だと、ショップや業者を通す事無く、直接次のオーナーに渡ります。
バイクの個人売買のやり方2点【乗って帰るとかやばい】
個人売買は主に2つのやり方があるのでまとめていきます。
- 友人、知人に個人売買する
- アプリやサイトや掲示板等のウェブ上で買い手を探して個人売買する
①バイクを友人、知人に個人売買する
一般的に言われている個人売買は今も昔もこの方法が多いです。
バイクを欲しがっている友達に売るやつね。
自分の友達や、職場の同僚、近所の人に自分のバイクを売る形になります。
もちろん、自分の人間関係内でやり取りをするので、買ってくれそうな人を探しやすいですし、金額面や条件面での折り合いも付けやすいです。
気心しれた相手なら色々交渉しやすいですからね。
もし、ご自身の周りで、自分のバイクを欲しいと思っている方がいるのであれば、個人売買するのも手です。
②アプリやサイトや掲示板等のウェブ上でバイクの買い手を探して個人売買する
メルカリとかジモティー、Twitter等で自分のバイクを買ってくれる方を募集するやり方ですね。
昔と違い、インターネットやスマートフォンが普及したおかげでリアルでなくとも、買ってくれる方を探すことが出来ます。
Twitterでの売買も盛んですね。そうまも買取で競合したことありますよ!
Twitterで情報を見ていると、バイクを売ろうとしている方の情報は確かにいっぱい出てきます。
僕がバイク屋で働いていた時もTwitterで売買している方が結構いたので、Twitterで個人売買先を探すのはアリですね。
もちろん会ったことが無いような方に、バイクを売る事になる場合もありますが、個人売買の一つの手段としてはアリです。
バイクの個人売買の流れや必要な手続き
自分のバイクを買ってくれる人を探す
↓
金額面や条件面での交渉をする
↓
個人売買成立、契約書作成を作成する
↓
引き渡しや金銭のやり取りをする
↓
名義変更や場合によっては車検を取る
↓
個人売買の完了
もちろん、話の流れでは多少前後する事もありますし、近場の友人に売る場合は全行程が一日で済んでしまう場合もあるでしょう。
個人売買でのバイクの名義変更の2つの方法
個人売買で必要な書類は排気量によって異なります。
ですので、ここでは排気量別にまとめをしていきます。
主に名義変更するのはバイクを受取った側がやると思いますが、必要なものや注意点をまとめておきます。
個人売買する際は名義を変える訳ですが、
これには2つの方法があります。
- 買う側に書類を渡して名義変更してもらう
- 自分で廃車(ナンバー返納)してから相手に書類を渡す
それぞれのメリット、デメリットを以下にまとめていきます。
①買う側に書類を渡して名義変更してもらう
買う側に書類を渡して名義変更するメリット
- 必要な書類を用意して、バイクを買った側の人に手続きをやって貰うだけなので、手間が少ない
- 相手に引き渡すときもバイクに乗って引き渡すことが出来る
買う側に書類を渡して名義変更デメリット
相手がいつまでも名義変更してくれなくて、軽自動車税の納付書が届いてしまったり、事故や犯罪にバイクが使われた場合に、警察からあらぬ疑いを掛けられることも考えられます。
②自分で廃車(ナンバー返納)してから相手に書類を渡す
自分で廃車(ナンバー返納)するメリット
自分で廃車(ナンバー返納)するので、相手がいつまでも名義変更をしてくれないリスクを防げる。
自分で廃車(ナンバー返納)するデメリット
- 当然、自分で手続きしないといけない
- 廃車(ナンバー返納)すれば、バイクに乗ることは出来なくなる
バイクを廃車してから個人売買すればトラブルを防ぎやすい
廃車渡しをするか名義変更で渡すか迷いますよね。
車検が残っている場合のみ相手側に名義変更を依頼して、車検が残っていない場合や250cc以下の場合は廃車(ナンバー返納)してからの方がトラブルを防ぎやすいですね。
バイクの個人売買に必要な書類など
バイクの個人売買に必要な書類をまとめていきます。
原付(~125cc)の個人売買に必要な書類など
- 標識交付証明書
- 印鑑(認印可)
- ナンバープレート(管轄が変わったり、ナンバー返納する場合)
原付(~125cc)の管轄は市町村の役場です。都市部であれば、区役所になります。
原付(~125cc)の場合は、基本的には自分で廃車(ナンバー返納)した方が確実です。
同じ市町村での個人売買であれば、ナンバープレートの番号そのままで名義変更も出来ますが、それではバイクを受取った側がいつまでも名義変更しない恐れがあります。
ですので、自分で廃車(ナンバーを返納)した方が確実です。
いずれにせよ、バイクを受取った側も一度は市町村の役場に出向かないといけないですからね。自分が1回役場に足を運ぶだけでトラブルを防げますからね
軽二輪(126~250cc)の個人売買に必要な書類など
- 軽自動車届出済証
- 印鑑(認印で良い)
- 自賠責保険証(無くても良い)(保険期間が残っていれば相手との交渉材料として)
- ナンバープレート(管轄変更やナンバー返納する場合)
軽二輪(126~250cc)の排気量帯の個人売買での名義変更に必要なものの一覧です。
管轄は、陸運支局になります。
軽二輪(126~250cc)の場合も自分でナンバー返納(廃車)をしておいた方が後々のトラブルを防げます。
原付の場合と同じで、次のオーナーがいつまでも名義変更をしてくれないことを防ぐことが出来ます。
自賠責保険証の保険期間が残っていれば交渉材料にするのも良い
軽二輪は、廃車してから新規登録する場合も、名義変更する場合も、自賠責保険証が必要となります。
個人売買する際は、保険期間が残っている自賠責保険証があればその自賠責保険証をそのまま渡して、その分の保険料を別途請求してもいいかもしれません。
自賠責保険が切れている場合は、次の使用者が名義変更の際に新たに自賠責保険を掛ける必要がありますね。
軽二輪(126~250cc)の場合は名義変更する場合でも、廃車→再登録する場合も自賠責保険証が必要です。ですので、保険期間が残っている場合は交渉材料にするのも良いです。
小型二輪(251cc以上)の個人売買に必要な書類など
- 車検証
- 譲渡証
- 委任状
- 印鑑(認印で良い。譲渡証、委任状で使います)
- ナンバープレート(管轄変更、ナンバー返納の場合)
車検があるバイクの管轄は陸運支局になります。
車検証は、相手側に名義変更してもらうことも、ナンバー返納(廃車)してから渡すこともどちらも出来ます。
どちらも選択出来ますが、車検が残っている場合のみ相手側に名義変更して貰った方が良いです。
基本的には、車検の期間が残っていれば、相手側に名義変更して貰った方が良いでしょう。
車検期間が残っていない場合は、自分で廃車(ナンバー返納)をした方が良いでしょう。
個人売買時の名義変更で必要な譲渡証の記入の注意点
個人売買の際は譲渡証の上部に車名、型式、車体番号、原動機の型式を譲渡証の下部には譲渡人の住所、氏名の記入をします。
注意点は、車検証の情報と同じように記入します。
また書き間違えてしまった場合は訂正印が要ります。
現住所と車検証の住所が異なる場合は注意して下さい。うっかり現住所を書いてしまう方がいます。
最後は譲渡印の押印ですね。
100均で売られているような認印で大丈夫です。
注意点としては、欠けていて読めなかったり、二重で押してしまったりは不可です。
個人売買時の名義変更で必要な委任状の記入の注意点
中央部分の登録番号または車体番号の記入と、下部の委任者と住所を記入します。
陸運支局によりますが、中央の登録番号または車体番号は、名義変更や廃車であれば、登録番号(ナンバープレートの番号)を書く事が一般的です。
注意点は譲渡証の時とほぼ同じです。
車検証の情報と同じように記入するのと、
間違えてしまうと訂正印が要ります。
最後に押印をしますが、注意点としては、こちらも譲渡証の時と同じように、
欠けていて読めなかったり、
二重で押してしまったりは不可です。
個人売買での自賠責保険の名義変更手続きについて
バイクの名義変更に併せて、自賠責保険証の名義も変えるべきです。
ただ、被害者救済の観点から、自賠責保険は保険期間が有効で、車体番号、自動車(バイク)の種別が合っていれば、
名義が違っていても保険は効きます。
自賠責保険は対人賠償保険ですからね。
なので、自賠責保険証については、最悪、名義変更しなくても良いです。
ただ、自分の元に自賠責保険の満期案内が届いてしまう、言い換えると、次のオーナーの元に満期案内が届かないので出来れば自賠責保険の名義も変えた方がベストです。
自賠責保険が自分の名義なのに、バイクに乗っているのが他人というのが気持ち悪いという方もいると思います。
バイクを個人売買するメリット3点
- 金額や条件での融通がきくので、高く売ることが可能
- 消費税が掛からない
- 自分のバイクの行方が分かる
①金額や条件での融通がきくので、高く売ることが可能
これが個人売買の一番のメリットですね。
次のオーナーまでの間にショップや買取業者を挟まないので、その分高く売ることが出来ます。
とにかく高く売る事が出来るのが個人売買の良さ。
また、取り外した純正部品や社外パーツ、車検や自賠責保険の残り期間、バイクの引き渡し方や条件等を、金額交渉のネタにする事が出来ます。
個人間でのやりとりなので、お互いが納得出来るような交渉の余地がたくさんあります。それだけ高く売れる可能性がある訳です。
②消費税が掛からない
これはどちらかというと、バイクを買う側のメリットになりますが、個人売買は消費税が掛かりません。
バイクを買う側の負担が少ない分、お互いの金額面での取り分が増えます。
3%→5%→8%→10%と徐々に消費税が上がってきました。
さらに上がるという話もあるので、消費税分が浮くのは助かりますね。
③自分のバイクの行方が分かる
誰にバイクを売ったのか把握出来るのはいいですね。
やっぱり自分が乗ったバイクであれば次のオーナーにも大事に乗って欲しいものです。
自分の家の近くの人に売った場合は街ですれ違うこともあるかもね。
バイクの個人売買のデメリットやよくあるトラブルや注意すべき点とその解決方法8点【乗って帰るとかやばい】
個人売買は金額面でのメリットが大きい反面、デメリットもたくさんあります。以下の通りです。
- 個人売買した相手が名義変更をしてくれない
- 個人売買する際に詐欺に遭い入金が無い
- 個人売買する際に分割で払うとの約束だったが、2回目以降の入金が無い
- 個人売買後、ノーリターンノークレームなのにクレームが来る
- 個人売買での契約書を作成していない
- 個人売買する際に任意保険の解約忘れに注意
- ローン中のバイクは個人売買出来ない
- そもそも個人売買をする相手を見つける事が出来ない
①個人売買した相手が名義変更をしてくれない
名義変更がされていないと軽自動車税が課税されてしまう
これは、バイクの個人売買でよくあるデメリットです。
後日名義変更するねー。
よろしくです!
******ゴールデンウィーク明け*****
あれ?知人に売ったはずのバイクの軽自動車税の納付書が届いているぞ?なぜだ・・。
それ、バイクの買い主側が名義変更してない可能性あるよ!すぐに連絡した方がいい!
マジか!?名義変更するって言っていたのに・・。
**********
僕が売ったバイク、名義変更してくれた?
あ、ごめん、仕事が忙しくてすっかり忘れていたよ・・。
今回は知人に個人売買しているので、連絡が繋がっています。
ただ、メルカリやTwitterなど、ネット経由で個人売買した場合なんかは、連絡が繋がらなくなったり、意図的にこちらからの連絡に出てくれない場合も考えられます。
個人売買する瞬間しか繋がらない関係は途切れやすいですからね。
もちろん、課税されてしまった以上、支払い義務が発生します。
この場合は、名義が変わっていなければだめろー君に支払い義務が発生してしまいます。
もちろん、バイクの買い主に請求してもいいけど、払ってくれるかどうかも分からないし、仮に払ってくれたとしてもその労力で消耗しちゃうね。
また、軽自動車税だけでなく、名義変更されないまま乗り回されることも。
事故に遭ったり犯罪行為に使われてしまい、登録証上の名義人である自分に警察からあらぬ疑いを掛けられてしまうこともあります。
【①解決策】個人売買する時に廃車渡しすれば名義変更のトラブルは防げる
今回のだめろー君のように、バイクを買った側の人が名義変更をしてくれなくて、軽自動車税が課税されてしまうトラブルは多発しています。
ですので、可能な限りナンバー返納(廃車)してから買い主側にバイクを譲りたいですね。
でも、ナンバー返納(廃車)しちゃうと、相手に渡す際に乗って行く事が出来なくなるよね?
そう、そこがネックなんだよね。なので、先にバイクだけ渡して、ナンバー返納(廃車)出来たら廃車証を買い主側に渡すか、先に名義変更や登録を済ませてから、相手に乗って帰って貰うかの2択になるかな。
その辺はお互いにトラブルにならないよう、よく相談しておくべきです。
②個人売買する際に詐欺に遭い入金が無い
今日はちょっと、お金下ろせなくて・・。帰ったらすぐに振込みますね。
分かりました。
*****数日後*****
あれ?バイク売った10万円、振り込まれてないぞ。しかも何の連絡もないし・・・。
それは詐欺に遭っている可能性もあるよ!すぐにバイクの買い主に連絡しないと・・。
まじか!?すぐに電話してみる。
・・・・。
お掛けになった電話番号は現在使われて・・・・・。
連絡が取れない・・。
バイクを引き渡したけど、入金がされていなかったパターンですね。
後で支払うつもりが事情があって払えなくなった方もいますし、最初から悪意を持って詐欺をする人も中にはいます。
これは昔からありましたね。お金を払わずに、バイクだけ持って行かれてしまうパターン。
個人売買だとこういった輩も一定数います。特にネットを介して知り合った関係だと、よく聞く話ですね。
【②解決策】直接会って現金と引き替えに引き渡すか、全額貰ってから引き渡そう
基本的には、全額貰ってから、バイクを渡した方がいいです。
先に持って行かれてしまうと、後追いが大変になるので、金銭の問題が片付くまではバイクを渡さない方が良いです。
廃車の関係で相手方にバイクを置いてくる場合はカギだけでも預かっておくのも良いです。とにかくそのまま逃げられない為の工夫が必要です。
もちろん、直接会ってバイクと現金を交換する形もありです。
後払いだと、逃げられてしまいやすくなるので注意しましょう。
③個人売買する際に分割で払うとの約束だったが、2回目以降の入金が無い
全部で15万なんで、月に5万ずつ、3回払いなら払えそうです。それでも良いですか?
一括払いは出来ないのですか?
いやー、最近残業が少なくて厳しいんですよ。月5万ずつならなんとかなりそうなんです。今日5万置いていくので、来月また5万振り込みでも良いですか?
うーん、仕方ないですね・・。
*****翌月*****
あれ?振込みが無いぞ??
分割払いなの?それはまずいよ!トラブルの元!
【③解決策】そもそも個人売買で分割払いは止めよう!危険極まりない。
個人売買では分割払いを打診される場合があります。
でも、分割払いだと、2回目以降のお金をなかなか払ってくれないトラブルも多いです。
頭金無しで分割で月々2万円で売ってくれる方お願いします。希望は通勤にも使いたいのでなるべくノーマルがいいです。
引用;https://bit.ly/2U6ZqFG
マフラーだけは我慢できますがスピーカーやシートがエナメルシート?は嫌です。
総額~20万程度でお願いします。
総額最大20万のバイクを頭金無しの月々2万円で探しているみたいですが、最大で10ヶ月掛かるわけですね。最後まできっちり払ってくれるといいのですが・・。
本来、分割払いというのは申込者の信用情報と、支払いが滞った時に、回収する手立てがあって初めてお金を貸せるのです。
それなのに、それを個人同士でやると、審査も無し、回収する手立ても無しでお金を貸しているような感じになります。
これって非常に危険ですよね?
通常、ショップでローンを組むと、住所、氏名、連絡先、免許証コピー、お勤め先とその住所、連絡先などを元に、ローンの審査をします。
信販会社からしても、お金を貸す訳なので、申込者の情報を元に審査をします。
そしてローンの審査に通った方のみ、バイクを分割で買うことが出来ます。
もしローンを払いきれなくなってもお金を取り戻せるように、バイクに所有権を付けたりします。
関連;【所有権解除の方法】ローンで買ったバイクに所有権が付いていて・・・
お金を貸すプロである信販会社がそこまで手を打つから、初めてお金を貸せるようになるんですね。
そもそも分割を希望する人は、なんで分割を希望しているのか分かる?
えっ?なんだろ?お金が無いから??
正解!翌月になったらお金が払える保証なんてどこにも無いので、信用しない方がいいね。
分割払いを希望された場合は、「一括払いのみが条件」と言って断っても良いです。
もしそこで、個人売買の話が流れてしまうようであれば、仕方が無いと割り切って良いです。
余計なトラブルに巻き込まれるよりかはマシです。
④個人売買後、ノーリターンノークレームなのにクレームが来る
バイクの調子良いんですよね?それなら買います。では15万支払いますね。ではバイクを引き取ります。
はい、よろしくです。
*****1ヶ月後*****
]なんか、クラッチが滑ってるみたいなんですけど。こんな話は聞いていない。この状態なら、買わなかった。お金を返して欲しい。
えーっ、最初にノーリターンノークレームって言ったのに。しかも僕が乗っていたときは調子良かったぞ。
まぁ、個人売買でよくあるトラブルですね。
バイクの状態が思っていたのと違った、聞いていない不具合が多い
〇〇が壊れている?知っていて隠していたんじゃ無いか?
壊れているんだから、返金をするべきだ
バイク屋で働いていても絶対発生するクレームですね。
バイクって壊れる乗り物です。
まぁ、バイクに限らず車とか家電製品でも一緒です。
壊れることがあるから、定期的なメンテナンスが必要なんですね。
で、バイク屋であれば、整備をしてから引き渡す訳ですが、大体のショップでは保証をつけて販売しています。
なぜ保証を付けるかですが、やっぱり壊れるからです。整備してお渡ししても壊れる可能性があるから保証を付けている訳です。
しかも、バイクって、乗り手が変わった時によく壊れます。
バイク屋で働いていてよく思ったのですが、次のオーナーさんにお渡しした直後が一番壊れます。
ずーっと疑問に思ってはいたのですが、やっぱり乗り手が変わると、乗り方も、乗る環境も変わるので、不具合が出やすいんだと思います。
もちろん乗り手が変わる事で、前オーナーが不具合に感じなかった部分を、次のオーナーが不具合に感じる事もあります。
個人売買では整備無しで売る訳なので、余計に壊れやすい訳です。
バイク屋で整備や点検してもらってから、個人売買する方法も有りますが、バイクを高く売りたくて個人売買しているのに、売る為だけに、何万も掛けて整備出来るのかっていう問題があります。
【④解決策】引き渡し前に再度の確認と、書面にて残す
大前提として、バイクは壊れる乗り物です。
100%壊れないバイクは無いのです。
絶対に壊れます。
まずは、バイクを引き渡す時に再度「ノーリターンノークレーム」の旨の説明と、後でも出てきますが、書面で記録を残す事が重要になってきます。
口頭だけの約束は危険ですね。トラブルの元です。
⑤個人売買での契約書を作成していない
来月に残りの5万振込みますねー。では、バイクを引き取ります。
はい、よろしくです。
*****翌月*****
あれ?入金がないぞ??そうなっているのかな?
すぐに連絡した方がいいよ。
あのー、バイクの残りの5万円がまだ振り込まれていないんですけど?
残りの5万円?すでに全額払いましたよね?
いやーバイク引き渡しの時に、「来月に残りの5万振込みますねー。」と言ってたじゃ無いですか??
いやー、そんな覚えはないですが・・・・。
これもバイクの個人売買ではよくあるトラブルですね。
【⑤解決策】引き渡す前までに個人売買での契約書をきちんと作成する
今までまとめてきたことと重複しますが、金銭、条件面で話が食い違ったり、バイクの引渡方法や、引き渡し後の不調の責任の有無等、個人売買ではトラブルが発生しやすいです。
ですので、契約書を作成して、書面に残す事で少しでもトラブルを防ぐことが出来ます。
もちろん、契約書を作成したから100%トラブルを防ぐことが出来る訳ではありませんが、後で揉めたときに書面で証拠を残しておくと有利に働くことが多いですよ。
⑥個人売買する際に任意保険を解約忘れに注意
よかったぁ。無事に個人売買出来たー。
*****半年後*****
あれ?任意保険の継続の案内が?バイク売ったのに。
そういえば、バイク売った時に任意保険を解約したの?
なんもやっていない。
【⑥解決策】個人売買する際は加入している任意保険をしっかり確認しましょう
個人売買でバイクを売ることに集中するのはいいですが、当然、任意保険の解約も自分でやる必要があります。
忘れちゃうんですよね。
たまにいるんですよね、解約を忘れてしまう方。
ショップや買取業者に売る場合は、その際に一緒に手続きしたり、一言声を掛けて貰う事が出来るのですが、個人売買は自分で気付いて手続きしなければなりません。
最近は任意保険を長期契約で加入している人が多いです。
長期契約だと、事故したときにすぐに等級が下がらないメリットがある反面、解約を忘れてしまうと、何年分かの任意保険を払い続けることになる場合もあるので注意しましょう。
関連;忘れると大損!?バイク売却の際の任意保険に関する注意点
⑦ローン中のバイクは個人売買出来ない
名義変更しようとしたら、「しょゆうけん??」が付いていて、手続きが出来なかった。なんだか、バイク屋の印鑑が欲しいらしくて・・。
所有権がついているバイクなんだね。ローン払い終えているのかな?
いや終わっていないはず・・。
【⑦解決策】ローンの支払いを終えて所有権解除をすれば個人売買出来るようになる
車検証(登録証)の所有者がローン会社名だったり、バイク屋名である場合があります。
その状態を所有権留保といいます。
所有権を外す為に所有権解除をしなければなりません。
所有権解除をする為には、ローンを払い終えている必要があります。
なので、ローン中のバイクは、残債を払いきらないと、売ることは出来ません。
バイクを個人売買したお金で、残債を払い終えて、所有権解除と名義変更をしていく流れなら可能です。
いずれにせよ、ローンの残債をなんとかしなければいけません。
⑧そもそもバイクを個人売買をする相手を見つける事が出来ない
誰か僕のバイク買ってくれないかなぁ・・。
**********
誰も買ってくれそうな人いないやぁ。Twitterとかもやっていないしなぁ。
バイクを個人売買するためには人脈も必要
個人売買するためには、以下の2つの方法が多いです。
- 自分のバイクを買ってくれそうな友人、知人を当たる
- SNSやアプリ、ネット上で自分のバイクを買ってくれそうな人を探す
①自分のバイクを買ってくれそうな友人、知人を当たる
個人売買するためには、バイク乗りの友人や知人をどれだけ持っているかも重要です。
ですので、バイク乗りの友人が全然いないよという方には個人売買が厳しいかもしれません。
②SNSやアプリ、ネット上で自分のバイクを買ってくれそうな人を探す
現実の世界で個人売買先を見つける事が難しそうであれば、SNSやアプリ、ネット上で自分のバイクを買ってくれる人を探す必要があります。
Twitterでやり取りしている方をよく見かけますね。
Twitterならバイク乗りのフォロワーが多ければ、それだけ売れるチャンスも広がります。
メルカリやジモティーでやり取りしている方もいます。
個人売買をするためのやり取りの時間を多く取られる
2つの個人売買の方法を紹介しましたが、いずれの方法も、
自分のバイクを買ってくれる方を自分で探さないといけないです。
自分のバイクを買ってくれる方を探していたら、シーズンが終わってしまったという話を聞いた事もあります。
個人売買は自分のバイクを買ってくれる人が見つかるまで続いてしまいますからね。
長期戦になる場合も多いです。
そこまで苦労しても買い手が見つからないことがあるのか・・。
よくあるね。バイク買ってくれそうな人にたくさんアプローチしたけど、どれも話が進まず。過度な値引き要求を断るのにも疲れてしまい、結局バイクシーズンが終わってしまうパターンだね。
さらに、バイクシーズンが終わってしまって、個人売買を諦めてショップや買取業者に売ろうとしても、秋~冬に掛けては、バイクの相場の見直しが入ることが多いので相場が下がりやすいタイミングだったりします。
年が変われば年式も一年古くなるわけですからね。
【⑧解決策】人脈もネットも使いこなせない方には個人売買は向いていないので止めよう
自分で自分のバイクを買ってくれそうな方を探すことが難しそうな方は、正直、個人売買に向いていません。
手間も時間も掛かって売れないのは避けたいところ。
普通に買取業者に売る方がより早く、より高く売る事が出来ます。
自宅まで無料で出張査定してくれますし、買取成立後の名義変更も無料でやってくれます。
また、査定の申込みをすれば、少なくとも数日以内にはバイクを売ることが出来ます。
バイクの買取なら最もおすすめなのはバイク王!
\ 査定だけも可能 /
個人売買より早く確実にバイクを高く売る方法
バイクを高く売るに当たって、買取業者を利用するのが良いです!
でも、1社のみの査定だとバイクは高く売れません。
必ず2社以上の業者で競合させる事が重要です。
じゃあ、たくさんの業者を呼びまくれば、その分高く売れるのかな?
もちろん、数が多ければ多いほど高く売れる確率は高まるよ。でも、たくさん査定に呼んでしまうと、呼んだ業者の数だけ断らないといけないよ!
うわー、査定して貰って断るのってめっちゃ大変そう。
そうだね。買取業者側も仕事で来ているからね。簡単には帰らないことが多いよ。だからやたらめったらたくさん呼ぶのはオススメしていない。
バイクを高く売れる確率が高くて、断る件数の事まで考えると、2~3社ぐらいが丁度良いです。
2~3社の業者を競合させる事でより高く、より確実に売ることが出来ます。
バイクを査定に出す際は事前に相場を把握していると交渉を有利に進められます。
バイクの買取相場については以下より。
バイクの個人売買は高く売れる!だけどそれ以上にデメリットもたくさん【乗って帰るとかやばい】
個人売買はメリットがありますがそれ以上にデメリットがあります。
- 金額や条件での融通がきくので、高く売ることが可能
- 消費税が掛からない
- 自分のバイクの行方が分かる
- 個人売買した相手が名義変更をしてくれない
- 個人売買する際に詐欺に遭い入金が無い
- 個人売買する際に分割で払うとの約束だったが、2回目以降の入金が無い
- 個人売買後、ノーリターンノークレームなのにクレームが来る
- 個人売買での契約書を作成していない
- 個人売買する際に任意保険の解約忘れに注意
- ローン中のバイクは個人売買出来ない
- そもそも個人売買をする相手を見つける事が出来ない
デメリットの方が多い!
どうしても個人間でのやり取りになるから、トラブルは増えるよね。
このページを見てくれた方の中には、バイクを売るのが初めての方もいると思います。
初めてバイク売る時ってどうしたら高く売れるのか悩む事が多いですよね?
そういった方向けに、正しいバイクの売り方を講座形式で学べるページを作りました。
バイクを高く売るためには、正しいバイクの売り方を知る事が重要です!!
逆に正しいバイクの売り方を知らないと、大きく損をしてしまいます。
以下のページから正しいバイクの売り方講座を見る事が出来ます。
この講座を見終わる頃にはバイクをより高く売る為の知識が身につきますよ。
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