ローンって通したこと無いけど、審査って難しいの?
基本どこのバイク屋でもローンを扱っているから、審査が難しいというのは無い。でも状況によっては審査が通らない場合もある。そのことについてまとめていくね。
ローンとは、信販会社から融資を受けることです。
信販会社にローンの審査を申し込んで可決されれば、無事にバイクを購入することができます。
バイクを購入する際はローンを組んで買う方が非常に多いと思います。
僕もそうでした。
実際にバイクを買う方の半分ぐらいは、どこかしらでお金を借りてきています。
関連;バイクローンは学生でも組める?月々いくらぐらいなのか調べてみた
バイクのローンの審査に必要なもの
- 免許証等の身分証明書
- 銀行印
- 通帳(口座番号の分かる物)
- 販売店の印鑑が押印された見積書(銀行や信用金庫等、バイク屋以外で借りる場合)
銀行印や通帳は審査の段階では不要な信販会社もあります。
最低限でも免許証と見積書は忘れないようにしましょう。
ローンの用紙の記入、入力について
実際ローンを通す際は申込用紙への記入か、ショップによってはiPadでの入力になります。
自分自身の住所や連絡先、生年月日等は大丈夫だと思います。
他にもお勤め先情報が必要になります。
特に会社の住所や電話番号が必要になるのですが、分からないという方が時々いるので事前に調べておくと良いです。
バイクのローンの審査結果について
早い信販会社だと10分ぐらいで結果が出ます。
銀行や信用金庫だと即日は難しいので後日連絡が来る感じになります。
銀行や信用金庫だと場合によっては1~2週間程掛かります。
信販会社より本人へ確認の連絡が行き審査完了です。
銀行は審査に手間や時間が掛かるけど、金利が安いからいいね。
バイクのローンが通らない理由5選
当然のことながら審査をしている以上、こういったことも考えられます。
審査情報は当然個人情報なので、なぜ通らなかったかは教えてくれません。
ですが、大体この5パターンに分けられる事が多いような気がします。
- 信用情報に傷が付いている
- 年収に対するローン額が大きい
- 既に借り入れが多い
- 申し込み内容の誤り、または嘘がバレた
- 高齢の方
①信用情報に傷が付いている【ローンやクレジットカードの支払いが滞った事がある】
ローンの審査の際は、信販会社は必ず信用情報機関に過去の信用情報を問い合わせします。
信用情報機関には、過去にローンやクレジットカード等で支払いが滞ったり踏み倒したことがないかの履歴が残っています。
信用情報機関から得た信用情報を元に、各信販会社がローンの審査に当たります。
過去にローンやクレジットカード等で、支払いが滞ったり踏み倒した事がある人はローンが通りにくいです。
特に若い方で多いのがスマートフォンを分割払いにしていて、支払いを滞らせてしまうケースです。
本人は電話代を払わなかっただけぐらいの感覚かもしれませんが、スマートフォンというものを買って代金を支払わなかったという事になってしまいます。
本人の知らないうちに信用情報に傷が付いている事があります。
②年収に対して借りようとしている金額が高すぎる【例;年収が低いのに高額なバイクをフルローン】
背伸びし過ぎで地面に足が付かなくなったケースです。
例えば、アルバイトで年収が100万未満だけど、300万のバイクをフルローンで買いたいです!
だとローンは通りにくいです。
信販会社からすると貸したお金をきちんと返して貰えるかというのが非常に重要です。
このような例だと審査は通りにくいです。
ちなみにアルバイトだから審査が通らない訳ではないです。
アルバイトでもローンでバイクを買うことは出来ます。
③既に借り入れがかなり多い
車のローンや住宅ローンやクレジットカードのリボ払い等、既に借り入れが多いと審査は通りにくいです。
ただ、複数ローンを抱えていても金額的に多く無く、支払いがきっちりと行われていれば審査は通ります。
④申し込み内容の誤り、または嘘がバレた
年収を一桁間違えていたり、勤めている会社の電話番号を間違えたり。
些細なミスで通らなくなってしまうケースがあります。
信販会社が気付けば指摘してくれますが、そのまま気付かないで進んでしまってたケースはありました。
きちんと見返して貰うしかないですね。
あと、あからさまな嘘を付くのは当然ダメです。
無職を有職にしたり、年収を思いっきりかさ上げしたりは問題になります。
⑤高齢の方
こればっかりは仕方ないですね。特に長期ローンになると通りにくいです。
この世にいない可能性が出てきますからね。
体感的には60歳を超えてくるとだんだん通りにくくなる気がします。
ちなみに年金生活の方は年金も収入として認められるので、
年金生活者でもローンは通せます。年金は立派な収入なんですよね。
ちなみに生活保護を受給している場合はローンは通せません。収入として認められません。当たり前ですけど。
でも、バイク屋で生活保護でローン組もうとしている方、何人もいました。
生活保護費を貯めてバイクを購入すれば生活保護が切られてしまいます。
生活保護を受給されている方は基本バイクを買えないはずです。
(裏技があるのかもしれませんがこちらでは割愛します。)
バイクのローンが通らない場合の対処方5点
ローンが通らなかった場合は、以下の5つの方法を試すとローンが通ることがあります。
- 現金一括に切り替える
- 頭金を増額する
- 店長経由で信販会社に掛け合ってもらう
- 連帯保証人を付ける
- 特別な条件で通してもらう
①現金一括に切り替える
資金的な余裕があればこの方法が一番楽です。
現金がなんとかなれば無事にバイクに乗れます。
でも、お金が無いからローンを組もうとしている事が多いので使えない事が多いです。
②頭金を増額する
頭金を増額してローンを組む金額を減らすことでローンが通ることがあります。
ただ、審査に落ちた時に
頭金を増額すれば審査が通りますか?
と聞いても教えてくれません。
実際に試してみるより他にないです。
ただ、頭金を増やしたら審査が通ったという案件は少なかったです。
③店長経由で信販会社に掛け合ってもらう
バイク屋側の責任者である店長が信販会社に掛け合う事で、審査が通ることがあります。
店長からしても契約が欲しいので、お願いすれば絶対掛け合ってくれます。
- 本当は不可だけど連帯保証人付けてくれればOK
- 何台も過去にローンを通して支払いも続けていた事をアピールしてOK
実際に審査に通ったケースでは、ギリギリ通して貰ったりはありました。
ただ、元々黒い物を無理矢理グレーに持ち込むようなやり方なので、店長が掛け合えば必ずなんとかなるというものではありません。
最終手段として考えておきましょう。
④連帯保証人を付ける
連帯保証人を付けることで審査に通ることがあります。
これは審査後に信販会社から提案されることなので、お客様側が勝手に連帯保証人を付けることは出来ません。
連帯保証人を付けることを信販会社に提案された場合は、連帯保証人の収入と合算で審査する事が出来ます。
ちなみに購入者が未成年の場合は、親権者で収入がある方を連帯保証人にする必要があります。
⑤特別な条件で通してもらう
自分が働いていたバイク屋では、オリエントコーポレーションを信販会社として取引がありました。
R条件と言って通常より金利が高くなってしまうのですが、本来なら審査が通らない方でもR条件なら審査通ることもありました。
こういった特別な条件は信販会社によってはある場合もあります。
- 欲しいバイクが買えない
- 契約を1件逃す
ローンが通らないというのは、お互いにとってよくありません。
ローンが通らないなりの対処を色々試してみると良いです。
⑥分割払い(クレジットカード払い)で支払う
店舗によってはバイクの代金をクレジットカード払い出来るお店もあります。
クレジットカードで支払ったあとは、リボ払いなどの分割払いにしてしまうことも可能です。
これなら審査も必要ないですし、ローンが通らなかった人でも分割でバイクを購入できます。
- クレジットカードの限度額に到達しやすい
- クレジットカード支払いをやっていない店も多い
- 金利がローンよりも高い
しかしデメリットもあるのが分割払いの良くないところ。
メリットばかりではないので、ローンが通らないけど分割でバイクを購入したい時の最終手段にして頂ければなと。
バイクのローンの金利を抑える方法4点
バイクをローンで買うとなると金利が気になると思います。
ローンを組む金額や支払回数で金利が大きく膨らむことがあります。
その金利をいかに安くするかというのは無駄遣いを控えるポイントになってきます。
新車をメインで扱っているディーラーさんは基本金利が安いところが多いです。
特に新車購入時だと低金利でローンを組むことができる、お得なキャンペーンがある時があります。
以下に金利を少しでも抑える方法をまとめました。
- 無理に高いバイクを買わない
- ローンを組む際には頭金をなるべく用意する
- 回数を減らす
- 下取りに出せそうなバイクは査定に出す
①無理に高いバイクを買わない
当たり前ですが、無理に高いバイクを買ってローン地獄に陥る必要はないです。
バイクを買う時は舞い上がってしまったり、見栄が出たりして、当初の予算より高いバイクを買ってしまうことが多いです。
僕がバイク屋で働いていた時も、元々の予算以内に収まらないこと多いです。大体予算オーバーします。
最初、「大体これぐらいで乗れたらな」と予算を口にするのですが、欲が出てしまうんでしょうね。かなりの確率で予算オーバーします。
ちょっとぐらいの予算オーバーえあればさほど問題ではないですが、当初の予算の3倍以上のバイクを買っていった人がいました。
バイク屋的には有り難い話なんですが、結局その方は早々に支払いがきつくなってバイクを手放していました。
これだとせっかく買ったバイクの意味が無くなってしまうので、冷静に考えて支払っていけるだけのローンを組むようにしましょう。
新しいバイクを買えば、維持費がかかります。任意保険料も掛かります。
年1回の軽自動車税や排気量によっては車検代、普段のガソリン代など、バイクのローン以外の金額も多数掛かってきます。
そこまで計算にいれてローンを組まないと痛い目に遭います。
痛い目見ている方いっぱい見てきました。
②ローンを組む際には頭金をなるべく用意する
現金を用意出来るのであればなるべく頭金として入れてしまう方が良いです。
頭金を入れた分だけローンの元金を減らすことが出来るからです。
ただ、貯金を全て頭金にしてしまうのは考え物です。
新しいバイクを買った直後は必要になってくる用品もあるでしょうし、ツーリングのガソリン代も掛かります。
バイク以外の事急な入り用もあるかもしれないので、決して無理をしないことをオススメします。
③回数を減らす【フルローンは避けたいところ】
ローンを支払う回数が増えればその分金利は膨らみます。
月々の支払いが楽になるからと、30万のローンに対して84回払いにしてしまったりは考え物です。
金利ばかり膨らんで元金の支払いがなかなか進みません。
後から残一括清算をすれば、残りの期間の金利を支払わなくても良くなります。
ローンを少しずつ払いながら貯金をしていって後でまとめて返してしまうことも出来ます。そうすれば残りの期間の金利も払わなくて良いですし、なかなか貯金が出来なければそのままローンを払い続ければローン残高が減っていきますよ。
バイク屋の店員から上記のように言われて最長ローンで組む方が後を絶ちません。
確かに月々は楽になりますし、残債の一括清算もいつでも出来ます。
ただ、問題点が2点あります。
1点目がこれではなかなか残債が減っていかないことです。
月々の支払額が少ないのでローン残高がなかなか減らないですよね。
2点目は、ローンの月々の支払いは、序盤ほど金利分に充当されやすいということです。
これはバイク屋の店員は言わないと思います。
84回払い(7年ローン)でバイクを買ってから1年後に残債を精算した場合、ほとんど元金が減っていないということになりやすいです。
つまりは自分が1年支払ったローンは、ほとんどローン会社の利益になってしまったということです。
残債の一括清算は便利な用で実は割損なケースが多いです。
月々どれぐらい払えるのかシミュレーションして、
「このぐらいの金額なら十分に払っていけるなぁ」
と思えるような余裕を持った支払い回数をオススメします。
ちなみにバイク屋の店員がなぜ最長払いを勧めるか?ですが、金利分も店の利益に反映されるからですね。
自分が働いていたバイク屋でもローンを組んで貰った時の金利は成績に反映されていました。
沢山金利を儲けている=お金が無かった人にローンを組んでまでバイクを買ってもらえるうようなお客様に夢を与えることが出来た素晴らしい営業マン
という評価になってました。
④下取りに出せそうなバイクは査定に出す
もし自宅に眠っているバイクがあれば査定に出すと良いです。
乗っていないなら置いといても仕方ないですからね。金額が付けばその分ローンを組む金額も少なくなるのでオススメです。
ただ、バイクを持ち込み出来ないような状態であれば、安易な下取はオススメしません。
下取する店に引上げされてしまい、そのまま買取られてしまいます。
バイクを高く売る為には競合させる事が重要なので、自宅まで無料で出張査定に来てくれる買取業者に依頼する方が良いです。
エンジンが掛からないバイクでも自宅で査定を受けることが出来ます。
もちろん断る場合も無料。
バイク屋に乗っていけなくてもバイクを競合させる事が出来ます。
バイクのローンが残っているバイクも買取出来るの?
結論から言うと、ローンが残っているバイクでも買取出来ます。
所有権留保されているかどうかで流れが変わります。
車検証(登録証)上の所有者がローン会社名なのか、自分名義なのかですね。
また査定額が残債を超えることが出来るかどうかでも、流れが変わってきます。
もし、バイクを売ったお金でローンを清算出来ない場合は、買取金額を差し引いた残債で更にローンを組む事になります。
それをフォロークレジットと言います。
ローンが残っている場合のバイクの買取については、以下のページに詳しくまとめています。
【まとめ】バイクのローンが通らないのは理由がある
- 免許証等の身分証明書
- 銀行印
- 通帳(口座番号の分かる物)
- 販売店の印鑑が押印された見積書(銀行や信用金庫等、バイク屋以外で借りる場合)
- 信用情報に傷が付いている
- 年収に対するローン額が大きい
- 既に借り入れが多い
- 申し込み内容の誤り、または嘘がバレた
- 高齢の方
現金一括に切り替える
頭金を増額する
店長経由で信販会社に掛け合ってもらう
連帯保証人を付ける
特別な条件で通してもらう
- 無理に高いバイクを買わない
- ローンを組む際には頭金をなるべく用意する
- 回数を減らす
- 下取りに出せそうなバイクは査定に出す
バイクを売る時になっても、ローンが残っていてもバイクを売る事は出来ます。
査定金額を差し引いても、残債がある場合は、フォロークレジットで再度ローンを組み直す事も出来ます。
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